塾講師という職業柄、本や参考書、問題集は最新のものを入手するようにしています。
理由は簡単で、生徒と同じものを使う事で、生徒の目線に合わせること、情報入手を目的としているからです。
教科書や参考書、問題集も実は闇がいっぱいで、、、というのは別の機会に話すとして、、、
職業柄、試読だけという本がたくさんあって、ほぼ新品。
完全に部屋が書庫化しつつあったので、「本」断捨離が必要となったのです。
当初、断捨離目的だったものが、結果的にお小遣い稼ぎとなるとは…。
せどりは気軽に始められる副業でありながらも「月に10万円」や「割に合わないからやめた方がいい」などの様々な声があちこちで飛び交っています。
しかし、やり方しだいで、安く仕入れ、高く売るだけのお小遣い稼ぎもあります。
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そこで今回は、おもにメルカリを使って、本を取り扱う「本せどり」と呼ばれる副業アルバイトの話をしようと思います。
本だけの「せどり」って、ブックオフとか古本屋で売るよりも案外元が取れることに気がついたので、今回はそのあたりもふまえて紹介していきます。
本せどりは儲からない?実際にいくら稼げるのか?
やはりどのくらい稼げるのかは気になるところでしょう。
稼げるというより、元がとれるのか?
私の場合は、定価の9割で出品すると、受験期などのシーズンには即購入される方が多いです。
体感としては、利用者が多いメルカリで売れることが圧倒的に多く、
値切られても、定価の7割までとか、マイルールで売っているので、大きな損はしていません。
ちなみに、私は、メルカリだけで毎月コンスタントに5万程度は稼いでいます。
というのも、受験というのはこの世の中から消えることはなく、毎年多くの受験生が必要とする問題集や参考書は同じなのです。
本せどりが儲からないのかやってみて!物販初心者が始める方法は?
私のような特殊なジャンルの本以外で、本せどりをすることも可能です。
例えば、漫画本でせどりをしようと思ったら、まずは、実際に自分で書店にいって売れ筋をみるといいでしょう。
他にも、AMAZONの売れ筋ランキング、国内のショッピングサイトをワンクリックでまとめて検索【オークファン】などのようなものから売れ筋本を調べる事もあります。
どういう本が流行っているのか?をしっかり知らなければ、稼げるか、稼げないかの分かれ道になるのです。
一般的に、本のせどりでの売上げ金額は平均して定価の15%ほどで、ひどいと5%から7%くらいのときもあるなどと言われているようです。
そこまで利益率が低いと、やる意味があるのか疑問にも思えてくる人もいるでしょう。
自宅にある不要な本だけを売るだけにしよう…それもありでしょう。
ちなみに、平均売上げが低い人に共通することは、もともと出版数が多い本を対象にせどりをしているケースです。
市場にもともと出回っている冊数が多いので希少価値が低い、購入者が多いので、出品数も多いから、出品の段階で出品最低価格からのスタートとなってしまうのです。
例えば、5万円程度を売り上げたいと思ったら、500円の本なら100冊売らなければならなりません。
しかし、需要と供給のバランスや、必要に迫られるといった希少価値の高い本に限定すれば、
1冊2000円から3000円で売れるため、25冊程度を売れば5万円の収益は出せるということになるのです。
本せどりが儲からないのかやってみればわかる!メリットとデメットは?
物販もコツをつかむといとも簡単で、断捨離も兼ねてできるため、個人的に好きな副業アルバイトなのです。
なかでも、ダラダラと続いているものが本せどり。
3年程度続けて、ほぼ毎日1000円程度の売り上げが手堅いので、ようやく部屋の半分の本を断捨離できた、そんな状況です。
しかし、毎年本を買う機会があるので、減ったり、増えたり、メンバーが替わるだけで、本の冊数はあまり変わらないのかもしれません。
ダラダラ続けていて感じる本せどりですが、メリットは多いと個人的には思っています。
しかし、デメリットもあるのは事実です。まずはデメリットから見ていきましょう。
本せどりのデメリット
メルカリを利用しながら、本せどりをしている経験から、本せどりのデメリットについてお話しようと思います。
薄利多売になりやすい
本の単価が安くので、仕入れやすい反面、取り扱う本によっては利益も少なくなってしまうことが挙げられます。
私の経験から、捨てるよりはマシ、ゼロ円よりはマシというものはメルカリの出品最低価格300円で売ってしまいます。
300円で売れた場合は、送料210円、販売手数料30円なので、純利益60円となるのです。
10冊売って、ようやく600円の純利益。
例えば、古本屋でもどこでもいいけれども、100円で仕入れてメルカリを使って800円で売ったとします。
メルカリの販売手数料は販売価格の10%の80円、送料はメルカリ便の210円を差し引くと純利益は510円となるのです。
仮に月に5万円の利益を出そうと思ったら、同じ条件だとして、100冊以上の本を仕入れなければならないことになるのでとっても大変なのです。
中古本を扱うと検品が大変になる
本せどりで取り扱う本に、中古本を含めると「書き込み」「折れ目」「日焼け」などの、品質をチェックする必要性が出てくるので検品の手間が半端なくかかります。
数冊だけならまだしも、何10冊、何100冊となると、本業としてやる人でも結構大変な作業となります。
まして、副業でやるとなるとこの辺がネックになってしまうのです。
本せどりのメリット
次に、本せどりのメリットを見ていきましょう。
仕入れにかかるコストが少なくて済む
小説や単行本、ビジネス書を思い出せば分かるでしょう。
基本的に書籍というのは単価が安いものが多いのです。
新品の書籍であっても1000円から1500円、高いものでも3000円くらいであるため、必然的に仕入れ額が安くなります。
ブックオフにような古本屋にある特売品のコーナーでは、1冊100円ほどで買えてしまうものもあるので、うまく売れれば利益が出せるのです。
つまり、初心者の人でも金銭的なハードルが低くなるので、とても取り組みやすい副業といえるのです。
本を仕入れる場所がある
ブックオフを始めとする古本屋、自宅の不要になった本、知り合いから譲ってもらうなど、本せどりで取り扱う本を仕入れる場所は案外たくさんあるのです。
本せどりの場合、売る本がないよ…という心配は少ないのです。
需要が少なくても売れる可能性が高い
本の出品数は膨大なため、ランキングが低くても、出品価格のまま放置し、値下げをしなくてもいつか売れる可能性があるので、興味深い部分もあります。
今こうして、この記事を書いている間に、メルカリで4000円で本が売れました。
元は5000円の本なので、そこそこの利益です。
梱包・発送作業が簡単
物販せどりが面倒というものに、せどり経験者なら感じるものが梱包でしょう。
特に面倒なものがアパレル品。
メルカリで、子どものサイズアウトになったアパレル品を売って感じるのは、梱包が本当に大変だということ。
下手に梱包すると、送料がかさむので、サイズや厚みなどの規定に神経質にならざるおえません。
一方で、本は?といえば、ほぼ形が決まっているので、梱包は慣れてしまえばとても簡単な作業なのです。
本せどりが儲からないのかやってみればわかる!どんな本を選べばいい?
上記のとおり、単価の低い本を扱うと、相当な数をさばかないと、ある程度のまとまった利益になりにくいのです。
だから、時間の融通がきかないサラリーマンが本せどりを副業でやるなら、単価の低いものばかりを扱う薄利多売のやり方はおすすめできないと言えます。
では、どんな本を選んで仕入れればいいのか?
本せどりでは単価の高い本を仕入れる
具体的には、新品の定価で最低でも5000円。可能ならば10000円以上の本を狙っていくのがおすすめです。
本があれば「ゲオ」でも「Amazon」でも「メルカリ」でも、どこでも仕入れは可能なので、ちょいちょいチェックする必要性が出てきます。
因みに、本せどりを本格的に行なっている人たちは ネットオフ 日本最大級のオンライン書店 書籍在庫100万冊!といったオンライン書店や3,000円以上お買上げで送料無料♪ ネットオフ、「ヤフオク」、「メルカリ」で仕入れを行うことが多いという情報があります。
本せどりは儲からないことない!コツをつかめば稼げる
本のせどりは、誰でも簡単に始めることができ、これから副業を考えている人にはもってこいの副業アルバイトと言えます。
しかし、薄利多売で全然儲からないとよく言われるが、本のせどりにも色々な種類があるのです。
初心者が経験を積むためにやっているのが、薄利多売のせどりで、中級者以上の人が実践するのが高単価のせどりと言えます。
多くの人が口を揃えて稼げないという理由は、いつまでも薄利多売のやり方でやっているからでしょう。
薄利多売が嫌だから、高単価の市場を狙おうとする前に、物販せどり初心者なら、まずは物販せどりのコツをつかむといいです。
だから、まずは薄利多売でもいいので、経験値を積んでおくと、利き目もついてきます。
それである程度本せどりに慣れてきたら、高単価の本を扱っていくのがこの本せどりの副業アルバイトの王道であるということがわかるでしょう。