メルカリやラクマ、ヤフオクで不用品を販売していると、時々目にする 「古物取扱許可証 第〇〇△△××号」 という表記。
「これって許可が必要なの?」「転売すると違法になる?」と気になる方も多いでしょう。
また、 静かな環境でできる副業を探している人 にとって、メルカリのようなフリマアプリでの転売は魅力的な選択肢。
しかし、 許可が必要なケースと不要なケースを理解しておかないと、知らずに法律違反になる可能性も あります。
この記事では、
✅ メルカリで古物商許可が必要なケース・不要なケース
✅ 無許可で違法になる場合のリスク ✅ 古物商許可の取得方法
について解説します。
古物商許可がメルカリで不要なケース
まず、 自宅の不用品を売る場合は、古物商許可は必要ありません。
例えば、以下のようなケースは許可不要です。
✅ 自分で購入したものを使った後に売る
✅ 家の片付けで不要になったものを売る
✅ 友人や家族から譲り受けたものを出品する
このように 「もともと自分の所有物だったものを売る」だけなら問題なし です。
古物商許可が必要になるケースとは?無許可だと違法!
一方で、次のような場合 古物商許可なしでは違法行為になる 可能性があります。
仕入れて転売する
メルカリやラクマ、ヤフオクで仕入れた商品を、 利益を目的として転売する行為は古物営業法に違反 します。
✅ 例1: リサイクルショップで買った古着を高値で転売
✅ 例2: 中古のスマホを安く仕入れ、メルカリで高く売る
このように 利益を出すために仕入れた商品を売る行為は「古物営業」に該当 し、 無許可で行うと違法になります。
継続的に売買している
✅ 一時的な販売 → 許可不要
✅ 継続的な販売(繰り返し売買)→ 許可が必要
たとえば「たまに趣味で使わなくなったものを売る」なら問題ありませんが、 毎月何十件も売買を繰り返すと「営業」とみなされる 可能性があります。
仕入れ値より高く売る
「安く仕入れて高く売る」という転売ビジネスを 無許可で行うと、古物営業法違反 となります。
✅ 仕入れ価格より安く売る → 問題なし
✅ 仕入れ価格より高く売る → 古物営業法違反の可能性あり
無許可営業で違法になった場合の罰則
万が一、 古物商許可なしで違法な転売を行うと、以下の罰則を受ける可能性があります。
❌ 3年以下の懲役
❌ 100万円以下の罰金
❌ 懲役と罰金の両方が科される場合もあり
知らずに違反してしまうと、 副業どころか人生に大きな影響を及ぼす可能性 もあるので注意しましょう。
古物商許可が必要かどうかを判断する2つの基準
古物商許可が必要かどうかを判断する基準には次の2つがあります。
商品の元の所有者が誰か
✅ 自分が元々持っていたものを売る → 許可不要
✅ 第三者が所有していたものを仕入れて売る → 許可が必要
たとえば、 リサイクルショップで仕入れた商品を転売する場合、仕入れ元(元の所有者)に利益が発生しているため、古物商許可が必要 です。
転売目的かどうか
✅ 使わなくなったものを売る → 許可不要
✅ 「転売目的」で購入して売る → 許可が必要
「仕入れて売る」「価格をつり上げて売る」といった行為は、営利目的とみなされるため、古物商許可なしでは違法になります。
古物商許可の取得方法は?申請は意外と簡単!
ついに……警視庁から出頭要請が来ました。。。 pic.twitter.com/awoDumnTiA
— 草薙悠@「ブログで稼ぐ」お悩み解決マイスター (@faap_web) May 24, 2023
古物商許可は、 各都道府県の警察署で申請可能 です。
取得には 試験などはなく、書類提出と審査だけ なので、比較的簡単に取得できます。
【古物商許可取得の流れ】
1️⃣ 申請書類を準備
(住民票、誓約書、身分証明書など)
2️⃣ 最寄りの警察署に申請
3️⃣ 審査(約1か月)
4️⃣ 許可証の発行(手数料:2万円程度)
「古物商許可が必要か分からない…」そんなときは?
メルカリ、ラクマ、ヤフオクを頻繁に利用していると、「これは許可が必要なの?」と迷うこともあるでしょう。
✅ 副業として本格的にやる予定なら、取得しておいた方が安心
✅ 不安な場合は、最寄りの警察署に相談するのが確実
警察の生活安全課で相談すれば、具体的にどのようなケースで許可が必要になるのか教えてもらえます。
まとめ|古物商許可はメルカリ副業に必要?
✅ 自宅の不用品を売るだけなら許可不要
✅ 転売目的で仕入れて販売するなら許可が必要
✅ 無許可営業は3年以下の懲役 or 100万円以下の罰金
✅ 許可申請は警察署で簡単にできる(手数料約2万円)
メルカリやヤフオクは、 音に敏感な人でも静かな環境で取り組める副業 ですが、 古物営業法を知らずに違反してしまうと、大きなリスクを抱えることになります。
副業として継続的に転売を考えているなら、 「古物商許可」の取得を検討し、安全にビジネスを進めましょう!