「すみませんでした」
──そう言った“はず”なのに、終わらない。
「その程度の謝り方じゃダメ」
「もっと誠意を見せろ」
「反省してるように見えないよ?」
小さなミスを謝ったつもりが、
気づけば “無限謝罪ループ” に巻き込まれていること、ありませんか。
私は以前、資料の誤字ひとつで1週間以上、毎日謝罪させられました。
最終的には「全部署の前で謝れ」と言われ、その瞬間に初めてハッキリ気づいたのです。
👉 これはもう謝罪ではなく“支配”だ。
あなたは悪くありません。
“許さない側”の問題です。
この記事では、
- なぜ謝罪が終わらないのか
- 上司が「謝らせ続ける人」になる理由
- 今日から抜け出せる具体的な3ステップ
を、例文付きでわかりやすく解説します。
あなたはもう、十分すぎるほど謝っています。
ここからは「戦い方」を変えるだけです。
なぜ謝罪が終わらない?“無限ループ”の正体
「誠意」というゴールのない要求
「誠意が足りない」
「もっと反省してる姿を見せろ」
——この言葉ほど危険なものはありません。
なぜなら、基準が存在しないから。
どれだけ謝っても、相手が「まだ」と言えば終わらない。
あなたの努力ではなく、相手の気分でゴールが動きます。
これは謝罪ではなく “支配ゲーム” です。
権力の乱用で“謝罪”が道具になる
上司・先輩という立場は、それだけで優位な立場。
その権力を使って、
- 「もっと低姿勢で謝れ」
- 「何回でも謝れ」
と要求するのは、完全に パワハラ構造 です。
あなたの態度や改善策の話ではなく、「謝らせること」そのものが目的になっています。
“許さない”ことで自分の優位性を保とうとする
意外ですが、オワハラ加害者にはこんな心理があります。
- 自分がミスを責められないように防御したい
- 部下をコントロールし優位性を感じたい
- “支配できる相手”を作ることで安心したい
あなたが悪いわけではありません。
相手の心の問題です。
これ、もうハラスメントです|過度な謝罪要求のライン
同じミスで何度も謝罪させる
1回の謝罪で済む内容を、何日も何度も要求する——これは典型的なハラスメント。
人格否定を含む謝罪要求
「育ちが悪い」「お前の性格の問題」など、人格攻撃が入った時点でアウト。
公開の場での謝罪強要
「みんなの前で謝れ」
→屈辱を与える目的なので完全にNGです。
法的にもパワハラに該当します。
無限謝罪ループから抜け出す3つのステップ
一度で終わる謝罪テンプレを使う(コピペ可)
謝罪は「感情」ではなく 構造で勝つ。
テンプレ(保存推奨)
件名:〇〇の件についてのお詫びと改善策
1)事実
2)原因
3)自分の責任
4)改善策(再発防止策)
5)簡潔なお詫び
例)
「今回、提出資料に誤字がありました。
原因は確認作業の不足です。
以後、チェックリスト化し同じミスを防ぎます。
この度はご迷惑をおかけし申し訳ございません。」
感情ではなく、事実と改善策を示すのがポイント。
これだけで“謝罪の質”は圧倒的に上がり、追及されにくくなります。
境界線を引く(言い方テンプレ例文つき)
過度な謝罪要求が始まったら、やんわり・でも確実に線を引く。
例文1
「これ以上は、改善に時間を使いたいため、謝罪はこの場で完了とさせてください。」
例文2
「再発防止策を実行することに集中したいので、謝罪はここで一区切りとしたいです。」
柔らかい言い回しでも、“これ以上は応じない”明確な意思 を示すことができます。
記録をつける → 必要なら相談する
あなたを守る最強の武器がこれ。
記録テンプレ
日時:
場所:
相手の発言:
自分の返答:
第三者の有無:
心身への影響:
これを数日つけると、人事・労働局は“動かざるを得ない”状況になります。
意外な真実:オワハラ加害者の本音とは?
私が後に上司本人から聞いた言葉です。
- 「引き際がわからなかった」
- 「謝らせ方を知らなかった」
- 「抵抗されると意地になった」
つまり、悪意より“能力不足”や“未熟さ”の問題 が大きい。
許されることではありませんが、「あなたの価値」には一切関係ないという証拠です。
あなたは悪くない|自分を守る考え方
謝罪回数=価値ではない
何度謝らされても、あなたの価値は1ミリも下がりません。
悪いのは「許さない側」
謝罪を支配の道具に使うのは、大人としても、管理者としても未熟な行動です。
改善に話を戻せば“支配ゲーム”は終わる
謝罪よりも、改善策を主語にすれば相手は追及しにくい。
まとめ|“謝り続けるあなた”はもう十分頑張った
✔ あなたは必要以上に謝らされていただけ
✔ 相手は“許さない人”だっただけ
✔ 無限ループは抜け出せる
ハラスメントの謝罪ゲームに飲み込まれないでください。
謝罪は1回でいい。
大切なのは未来を変える行動です。
あなたには、人として尊重されながら働く権利があります。
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