1000万プレイヤーとは、年収1000万円を超える人のこと
その数、日本全国にたったの4.5%しかいないといわれています。
一般的に、1000万プレイヤーの多くは、首都圏に集中していると思われがちですが、実は…
田舎の小さな村にも1000万円プレーヤーはいるのです!
そんな田舎の1000万円プレーヤーにスポットを当て、彼らがどのようにして1000万円を稼いでいるのか紹介します。
この記事は2019年12月29日にフジテレビで放送された内容をもとにかいています。
【関連記事】田舎で1000万プレイヤー!田舎だからこそ稼げるビジネスとは?第2弾
田舎で1000万プレイヤー!日光の1000万プレイヤーの仕事は何?
まず1人目は、栃木県日光市で1000万円を稼ぐ清村さんです。
田舎で1000万プレイヤー!日光の1000万プレイヤーは苔コケで稼ぐ
栃木県日光市は約8割が森林地帯
下野大沢駅から車で15分程度の場所にいる1000万プレイヤーの清村さんの仕事場は山
仕事場への持ち物であるトレー、長靴、手袋を積んで軽トラで仕事場の山に向かう
清村さんの仕事場はゴルフ場の跡地、ここで清村さんは苔の販売を行っているのです
苔は日本庭園や観賞用の盆栽などに需要があります
そして、ここ数年はテラリウム人気で苔がブームとなっていて、女性にも大人気なのです。
田舎で1000万プレイヤー!苔コケが1枚3000円でネット販売!?
清村さんは苔がブームとなる前から苔をネットで販売していたのです。
苔の採取は自分の土地や許可を得た場所で行っているので、法的な問題もなし。
苔の中でも、ハイゴケとスギゴケが混ざった苔は剥がれにくくなるという特徴があるので、とくに人気があるのです。
たった2分ほどで完成させたトレイ1枚で2000円程度。
もっと高価で貴重な苔は、シッポゴケといい、ふさふさして見栄えがいいので、観賞用のテラリウムなどでブームとなり、苔が人気となってから値段もトレイ1枚3000円と高値で売れています。
田舎で1000万プレイヤー!苔コケも最初は売れなかった…
苔の販売だけで年収1000万円超えした事もあったとか
清村さんが苔を販売し始めたのはおよそ20年前
キノコ採りで入った山で苔の美しさに魅了され、魅力を伝えようと販売し始めたのがきっかけでした
最初は全く売れなかった苔も、綺麗な苔を販売することで口コミで評判が広がり、徐々に顧客を増やすことに成功したのです。
清村さんの苔は神社仏閣の庭園などでも使用されているほど、見栄えや品質の評価が高いのです。
清村さんは苔に愛情を傾け、苔中心の生活を送っています。
日光に自分の山を所有し、苔の生育場所も正確に把握、注文が入ればすぐに苔を揃えて発送するという、発送の速さも高評価の理由、結果的に全国から苔の注文が届くようになったのです。
田舎で1000万プレイヤー!浜松の1000万プレイヤーの仕事は何?
続いて2人目は、静岡県浜松市で1000万円を稼ぐ 池谷さんです。
田舎で1000万プレイヤー!浜松の1000万プレイヤーはメダカで稼ぐ
静岡県浜松市は農家の数が日本一多い市町村として知られています。
弁天島駅から車で10分ほどの場所に住む1000万プレイヤーの池谷さん
自宅にはたくさんの容器や浴槽があり、ビニールハウスが張られていたのです。
1000万円以上稼ぎ出すという池谷さんの仕事はメダカの販売だったのです。
熱帯魚や金魚以上に、ブームとなっているメダカ
池谷さんは150種類以上のメダカを育てて繁殖させ、写真をホームページに載せて主にネットで販売しているのです。
田舎で1000万プレイヤー!メダカ1匹が10万円でネット販売!?
メダカの価格は安いものから高いものまであり、一匹当たり50円のメダカから10万円以上のメダカがいるとか。
気になる年収は1000万は超えていて、当時中学生の二男も同じ仕事で月に20万から30万稼いでいると語っていました。
実は、メダカビジネスはメダカの育成や繁殖が簡単なので、意外と誰にでも始められる商売なのです。
必要なものは、産卵床と水槽だけ
1組の親から数ヶ月で数百匹に繁殖可能なので、比較的手軽に始められるのです。
メダカはいいものであれば1万円で買った親から取れた子が8000円で売れたりもすることも多いものの、これといった特徴が出ないと安くなってしまうこともあるのです。
しかし、メダカの繁殖販売は初心者でも始めることができるので、池谷さんも最初は趣味でやっていたそうです。
生活の足しになるかなぁ…そんなきっかけで始めたものの、販売したら想像以上に売れたというわけです。
田舎で1000万プレイヤー!メダカ繁殖販売も当初は兼業だった
メダカの繁殖販売を始めた当初は、溶接業との兼業だったそうです。
年収1000万円くらいに稼げるようになった2013年からメダカの繁殖販売を専業とするようにしてから、業績は右肩上り
池谷さんの二男は中学卒業後は高校に行かずメダカビジネスに専念すると語っていました。
田舎で1000万プレイヤー!メダカ繁殖販売はツキも味方した
メダカビジネスは誰でもできるとは言いつつも、さまざまな好条件が池谷さんのメダカ繁殖販売にはあったのです
メダカの産卵条件には日照時間が関係していて、池谷さんの住む浜松は日本一日照時間が長いため、4月から9月までメダカの産卵が行われるという。
また、メダカ繁殖販売には相当広いスペースが必要になりますが、町の外れの立地から土地も安く手に入るのです。実際に、池谷さんは150坪を700万円で買い足したとのこと。
また週に一度3時間だけメダカの直接販売を行い、メダカすくいなどの趣向も行うなどして稼いでいるとも。
ほかにも、池谷さんが交配を重ねた結果生み出したオリジナル品種も稼げる秘密だという。
メダカにもトレンドがあって、そのトレンド周期は短く、1年前は10万円だった品種が現在は5000円まで暴落することも珍しくないという。
ちなみに、今までに池谷さんは30品種以上のオリジナルを生み出している、これは全国でもトップクラスだという。
田舎で1000万プレイヤー! 淡路島の1000万プレイヤーの仕事は何
最後、3人目は、 兵庫・淡路島で1000万円を稼ぐ前田さんです。
田舎で1000万プレイヤー!淡路島の1000万プレイヤーはトラフグで稼ぐ
兵庫県淡路島は名産品の玉ねぎの栽培や漁業を生業とする人々が暮らすのどかな島。
最南端の港町である福良の前田さんは淡路島3年トラフグの養殖をしています。
通常2年で出荷するトラフグを3年かけて出荷しているのです。
体長は最大約35センチ、体重は2キロを超えるトラフグもいます。
前田さんが育てるトラフグは、肉厚で旨味が強いので料理屋から支持されているのです。
例えば、前田さんのトラフグでてっちりにすると煮崩れすることなく、フグ本来の旨味を堪能できると高評価を集めています。
田舎で1000万プレイヤー! 3年もののトラフグ養殖のきっかけは不作
3年もののトラフグの価格は、キロ単価も2年もののトラフグに比べて1000円も高くなるのです。
3年もののトラフグ養殖を行うようになってから前田さんの年収は増え、現在は好調であれば1000万円ほどの稼ぎはあるとの事。
3年もののトラフグ養殖のきっかけは不作の年があったこと
この地域では、もともとは2年養殖のトラフグを出荷していたのですが、トラフグの成長の悪い年があって、1年余計に育てたのです。
ところが、1年余計に育てた3年もののトラフグの出来があまりに良く、販売先から要望されるほどだったのです。
田舎で1000万プレイヤー! 3年もののトラフグ養殖は大変
3年もののトラフグ養殖はフグの生存率が下がるので管理が難しく、餌代も1年で1億円はかかるという大変な面もあります。
前田さんは2、3年目のトラフグ養殖場を鳴門海峡に面した沖に置く事によって、トラフグの運動量を増やし、トラフグのメタボ化を防止した他、1年目のトラフグの歯を切り、トラフグ通しの共食いを予防し、トラフグの3年生存率を上げることに成功したのです。
結果的に、よりトラフグの安定的な出荷を可能としたのです。
2019年現在、3年トラフグの養殖成功は県外からも人気を集め、今までは観光客が少なかった冬場でもトラフグ料理を求めて人が集まってくるようになったのです。
ちなみに、3年もののトラフグは通販でも購入可能となっています。
田舎で1000万プレイヤー!田舎だからこそ稼げるビジネスとは?まとめ
苔コケ、メダカ、トラフグ
田舎で年収1000万円が稼げるビジネスは意外と身近なものでした。
なかには、比較的に簡単にできるビジネスもあるようですが、田舎という立地がツキを呼ぶこともあります。
田舎で1000万プレイヤー!アイデアひとつであなたにもできるかもしれませんね(^^)