今日中の仕事が3つ。
明日締切が2つ。
そこへ上司から、
「これも急ぎで」
と新しい仕事が追加される。
全部やらなければいけないのは分かる。
でも、物理的に全部を同時にはできません。
そんなときに必要なのは、気合いではなく、
「どれを先にやるか上司に決めてもらうこと」
です。
とはいえ、
「自分で優先順位も決められないと思われない?」
「忙しいアピールみたいにならない?」
「全部やってと言われそう」
と相談しづらいものです。
仕事の優先順位を決めてほしいときは、
「現在抱えている仕事」→「それぞれの締切」→「全部を同時に進めるのが難しい」→「どれを優先するか決めてほしい」
の順で伝えるのが基本です。
- まず結論|仕事の優先順位を決めてほしいときはどう言う?
- 迷ったらこれ|仕事の優先順位を決めてもらう完成例文
- まずどうする?上司に優先順位を決めてもらう5手順
- 仕事が多すぎて何から手をつければいいか分からない場合
- 締切が重なっている場合
- 急ぎの仕事を追加された場合
- 上司から「これ最優先で」と言われた場合
- 全部「今日中」と言われた場合
- 複数の上司から仕事を頼まれている場合
- 自分では優先順位が判断できない場合
- 自分の判断で進めていいか確認したい場合
- 仕事の途中で優先順位が変わった場合
- 上司からの依頼でほかの仕事が終わらなくなる場合
- 優先順位を決めてもらったらメモしておく
- チャットで優先順位を決めてもらう例文
- 「全部優先して」と言われたら?
- 「自分で考えて」と言われたら?
- 「全部今日中にやって」と言われたら?
- 優先順位を決めてもらっても仕事量が多すぎる場合
- 「どの仕事を先にやるべきか聞く」場合とは別
- 急な仕事そのものを断りたい場合とも別
- 仕事の優先順位を決めてもらうとき避けたいNGな言い方
- 仕事の優先順位を決めてほしいときのよくある質問
- まとめ|優先順位を決めてほしいなら「今ある仕事と期限」を見せて判断を頼む
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まず結論|仕事の優先順位を決めてほしいときはどう言う?
| 状況 | 基本の伝え方 | そのまま使える一言 |
|---|---|---|
| タスクが多すぎる | 抱えている仕事を並べて判断を頼む | 「現在A・B・Cを抱えているため、優先順位をご指示いただけますでしょうか」 |
| 締切が重なっている | 期限を示して順番を確認する | 「AとBがどちらも本日締切のため、どちらを先に対応すべきかご相談したいです」 |
| 急ぎの仕事が追加された | 既存タスクをどうするか確認する | 「こちらを優先する場合、現在対応中のAは後ろ倒しでよいでしょうか」 |
| 全部「最優先」と言われている | 完了見込みまで伝える | 「本日中にすべて完了するのが難しいため、先に仕上げるものを決めていただきたいです」 |
| 判断材料を出したい | 自分の案も添える | 「締切を考えるとA→B→Cの順と考えていますが、この優先順位でよいでしょうか」 |
一番使いやすいのは、
「どれをやればいいですか?」ではなく、「今これだけ抱えています。どれを先にするか決めてください」
という形です。
迷ったらこれ|仕事の優先順位を決めてもらう完成例文
一番使いやすい基本例文
「現在、A資料の作成、B社への回答、C案件の確認を進めています。AとBは本日中、Cは明日午前が期限ですが、すべてを同時に進めるのが難しい状況です。どの業務を優先して進めるべきか、ご指示いただけますでしょうか」
自分の考えも添える場合
「現在A・B・Cの3件を抱えています。締切を考えるとA→B→Cの順で進めるのがよいと考えていますが、この優先順位で問題ないでしょうか」
判断を丸投げしたくない場合は、自分なりの優先順位案+確認という形にすると使いやすくなります。
まずどうする?上司に優先順位を決めてもらう5手順
- 現在抱えている仕事を書き出す
- それぞれの締切と所要時間を確認する
- 同時に終わらない仕事を特定する
- 自分なりの優先順位案を作る
- 上司へ判断を頼む
上司に相談するときは、最低でも、
- 何の仕事を抱えているか
- 締切はいつか
- どのくらい時間がかかりそうか
- 新しく追加された仕事は何か
を整理しておきましょう。
「忙しいです」だけでは、上司も優先順位を決めにくくなります。
仕事が多すぎて何から手をつければいいか分からない場合
抱えている仕事をまとめて伝える
「現在、A・B・C・Dの4件を抱えています。どれも今週中の対応が必要なため、優先順位を一度整理させていただきたいです」
上司に順番を決めてもらう
「まずどの業務から着手するべきか、ご指示いただけますでしょうか」
仕事が増えすぎると、作業よりも、
「どれからやる?」
を考えるだけで時間が溶けます。
頭の中だけでタスク総選挙を続けるより、決められる人に確認しましょう。
締切が重なっている場合
2つとも今日中の場合
「A資料とB社への回答がどちらも本日中となっています。両方を同時に完了するのが難しいため、どちらを先に対応すべきでしょうか」
片方を遅らせる必要がある場合
「Aを本日中に優先する場合、Bは明日の午前へ回す必要がありそうです。この進め方で問題ないでしょうか」
「どちらを先にするか」だけでなく、後ろへ回る仕事が何かまで伝えます。
急ぎの仕事を追加された場合
現在の仕事との優先順位を確認する
「承知しました。現在Aを対応中ですが、こちらの依頼を先に進めたほうがよいでしょうか」
後ろ倒しになる仕事も確認する
「こちらを優先する場合、Aの完了は明日にずれ込む見込みですが問題ないでしょうか」
新しい仕事を入れるなら、既存タスクのどこかが後ろへ動く。
ここを曖昧にしないことが大切です。
上司から「これ最優先で」と言われた場合
現在の最優先業務との関係を確認する
「承知しました。現在最優先で進めているAはいったん止めて、こちらを先に進める認識でよいでしょうか」
優先順位の変更を言葉にする
新しい仕事へ切り替えるなら、
「Aを止めてBを先にする」
と確認します。
「これも最優先」で最優先が5個になると、最優先という言葉がほぼ通常運転になります。
全部「今日中」と言われた場合
現実的な完了見込みを伝える
「すべて本日中とのことですが、現在の作業量では3件すべてを完了するのは難しい見込みです。先に完了させるものを決めていただけますでしょうか」
できる範囲も伝える
「本日中であればAとBまでは対応できます。Cについては明日午前になる見込みです」
単に「無理です」ではなく、どこまでできるかを示しましょう。
複数の上司から仕事を頼まれている場合
依頼が重なっていることを伝える
「現在、○○課長からA、△△部長からBをご依頼いただいています。どちらも本日中とのことなので、優先順位について確認させてください」
一人で勝手に順位を決めにくい場合
上司が複数いると、片方を優先した結果、もう片方から、
「なんで終わってないの?」
となることがあります。
依頼者同士で優先順位を共有してもらうよう相談してもよいでしょう。
「どちらを優先すべきか自分では判断が難しいため、優先順位をご確認いただけると助かります」
自分では優先順位が判断できない場合
判断に必要な情報が足りないと伝える
「それぞれの案件の重要度を判断できる情報が足りないため、どちらを優先するべきかご指示いただけますでしょうか」
判断基準を教えてもらう
「今後自分でも判断できるよう、こういう場合は何を基準に優先順位を決めればよいか教えていただけますか」
一度決めてもらうだけでなく、判断基準まで確認しておくと次回から動きやすくなります。
自分の判断で進めていいか確認したい場合
優先順位案を出して確認する
「締切と影響範囲を考えて、A→C→Bの順で進めようと考えています。この順番で問題ないでしょうか」
特に異論がなければ進めたい場合
「問題なければAから着手します。別の優先順位があればご指示ください」
上司に毎回ゼロから決めてもらうのではなく、自分の案を確認してもらう形にもできます。
仕事の途中で優先順位が変わった場合
変更後の順番を確認する
「優先順位変更の件、承知しました。現在のAをいったん止めてBへ切り替え、その後Aへ戻る流れでよいでしょうか」
締切への影響を伝える
「Bを先に対応すると、Aの完了が明日午前になる見込みです」
優先順位が変わったら、締切も連動する可能性があります。
上司からの依頼でほかの仕事が終わらなくなる場合
追加依頼を断る前に優先順位を確認する
「対応可能ですが、現在進めているAとBのどちらかを後ろへ回す必要があります。どの順番で進めればよいでしょうか」
勝手に残業前提にしない
仕事が増えるたびに、
「全部やります」
と受けて、最後に残業ですべて吸収すると、仕事量の問題が見えなくなります。
まず勤務時間内でどの順番にするか相談しましょう。
優先順位を決めてもらったらメモしておく
口頭指示を簡単に確認する
「確認ですが、本日はAを最優先、その後B、Cは明日対応という順番で進めます」
チャットで残す
先ほどの件、A→B→Cの順で進めます。Cは明日午前の対応予定です。
後から「先にこっちと言ったよね?」という記憶対決になりにくくなります。
チャットで優先順位を決めてもらう例文
複数タスクがある場合
お疲れさまです。現在、A資料作成・B社回答・C案件確認の3件を進めています。AとBが本日中、Cが明日午前期限のため、優先順位をご相談したいです。どの順番で進めるべきでしょうか。
急ぎの仕事を追加された場合
承知しました。現在Aを対応中ですが、今回のBを先に進める認識でよいでしょうか。その場合、Aは明日午前完了の見込みです。
チャットなら、仕事名・期限・変更した場合の影響を短く並べると判断してもらいやすくなります。
「全部優先して」と言われたら?
もう一度、完了可能数を伝える
「すべて重要なのは承知しました。ただ、今日の残り時間では2件までの完了見込みです。まずAとBを進め、Cは明日でよいでしょうか」
上司に最終判断を戻す
「本日中に3件すべては難しいため、どれを明日へ回すかご判断いただきたいです」
「全部最優先」は、実際の作業順にはなっていません。
どれかを先に、どれかを後にする必要があります。
「自分で考えて」と言われたら?
自分の案を出す
「では、締切と影響範囲を考えてA→B→Cの順で進めます。Cは明日対応になりますが問題ないでしょうか」
判断基準だけ確認する
「自分で判断する際、締切・顧客影響・売上への影響のうち、どれを優先して考えるべきでしょうか」
丸投げされたら、今後使える判断基準を聞いておく方法があります。
「全部今日中にやって」と言われたら?
必要時間を伝える
「Aに約2時間、Bに1時間半、Cに2時間ほど必要なため、定時までにすべて完了するのは難しい見込みです」
期限か範囲の調整を相談する
「すべて今日中が必要であれば、作業範囲を減らすか、ほかの方へ一部お願いすることは可能でしょうか」
優先順位だけでは解決できない量なら、次は業務量の調整です。
優先順位を決めてもらっても仕事量が多すぎる場合
順番を決めても、そもそも総量が多すぎて終わらない場合があります。
その場合は優先順位の問題ではなく、業務量そのものの調整が必要です。
仕事量を減らしてほしいとき上司になんて言う?角が立たない相談方法と例文も参考にしてください。
「どの仕事を先にやるべきか聞く」場合とは別
この記事は、複数の仕事全体について、上司に優先順位を整理してもらいたいケースです。
一方、
「今AとBがあるけど、どっちからやればいい?」
と、その場で順番だけ確認したい場合は、
▶ どの仕事を先にやるべきか上司に聞く言い方|優先順位を確認する例文(準備中)
として分けます。
急な仕事そのものを断りたい場合とも別
優先順位変更ではなく、新しい仕事を受ける余裕自体がない場合は、
▶ 急な仕事を断りたいとき上司になんて言う?手いっぱいなときの伝え方(準備中)
として考えます。
仕事の優先順位を決めてもらうとき避けたいNGな言い方
「何からやればいいか分かりません」だけで終わる
上司側も状況が分かりません。
代わりに、
「A・B・Cを抱えており、AとBが本日締切です。優先順位をご指示いただけますか」
と材料を出しましょう。
全部引き受けてから限界になる
「分かりました」
「できます」
を積み重ね、夕方になって、
「実は半分終わりません」
では調整が難しくなります。
重なった時点で早めに相談しましょう。
上司に完全丸投げする
毎回、
「どれですか?」
だけでは、自分で考えていないように見えることもあります。
可能なら、
「私はA→B→Cと考えていますが、問題ないでしょうか」
と案を添えるとスムーズです。
仕事の優先順位を決めてほしいときのよくある質問
上司に優先順位を決めてもらってもいい?
自分だけでは重要度や締切調整を判断できない場合は、上司へ確認できます。
特に複数部署・顧客案件が絡む場合は、上司の判断が必要なこともあります。
自分で優先順位を考えてから聞いたほうがいい?
可能なら、自分なりの案を出して確認してもらうとスムーズです。
ただし、判断材料がない場合は無理に決めず、上司へ確認しましょう。
仕事を追加されたとき毎回聞いてもいい?
既存業務の締切に影響する追加依頼なら、優先順位を確認しておくと安全です。
全部「最優先」と言われたらどうする?
今日中に完了できる件数や必要時間を伝え、何を後ろへ回すか具体的に判断してもらいましょう。
上司が優先順位を決めてくれない場合は?
自分の案を提示し、「問題なければこの順番で進めます」と確認する方法があります。
順番を決めても終わらない場合は?
優先順位ではなく仕事量そのものの問題です。期限調整、仕事量削減、応援依頼などを相談しましょう。
まとめ|優先順位を決めてほしいなら「今ある仕事と期限」を見せて判断を頼む
仕事が多いときに一番危険なのは、
全部を同時に少しずつ触り、どれも終わらなくなることです。
複数の締切が重なり、自分では優先順位を決められないなら、上司に相談しましょう。
基本は、
1. 抱えている仕事を書き出す
2. 締切と所要時間を整理する
3. 同時に終わらないことを伝える
4. 自分なりの優先順位案を出す
5. 上司に最終判断してもらう
です。
迷ったら、
「現在、A資料の作成、B社への回答、C案件の確認を進めています。AとBは本日中、Cは明日午前が期限ですが、すべてを同時に進めるのが難しい状況です。どの業務を優先して進めるべきか、ご指示いただけますでしょうか」
と伝えれば十分です。
優先順位を聞くのは、仕事を放棄することではありません。
限られた時間を、会社としてどこへ先に使うのかを確認する。
そのための相談です。
関連記事
▶ どの仕事を先にやるべきか上司に聞く言い方|優先順位を確認する例文(準備中)
▶ 急な仕事を断りたいとき上司になんて言う?手いっぱいなときの伝え方(準備中)
▶ 仕事量を減らしてほしいとき上司になんて言う?角が立たない相談方法と例文
▶ 仕事が終わらないとき期限延長をお願いする言い方|上司への頼み方と例文