朝は普通に出勤できた。
でも昼を過ぎたあたりから、
雨が明らかに本気を出してきた。
窓の外は真っ白。
スマホには、
「運転見合わせの可能性」
「大雨による通行規制」
「今後さらに雨が強まる見込み」
の文字。
そして頭をよぎります。
「これ、今帰らないと帰れなくなるんじゃない?」
でも、すでに出社している。
仕事も残っている。
周りを見ると、普通に仕事を続けている人もいる。
そんな状況で、
「すみません、帰りたいです」
と言うのはかなり勇気がいります。
「まだ電車動いてるよ?」
「みんな残ってるけど?」
「ちょっと大げさじゃない?」
と思われそうで、言い出せない。
しかし、台風や大雨の日は、帰れなくなってから考えるより、帰れるうちに相談する方がいい場面があります。
この記事では、台風や大雨で早退したいとき、上司にどう伝えれば角が立ちにくいのかを具体的な例文つきで紹介します。
朝の時点で出勤自体が難しい場合はこちらも参考にしてください。
→大雨で出勤が難しいとき会社になんて言う?遅刻・欠勤・在宅勤務の伝え方
- 台風や大雨で早退したいときは「帰りたい」より「帰宅が難しくなる可能性」を伝える
- 早退を相談する前に確認しておきたいこと
- 台風・大雨で早退したいときの基本的な言い方
- 電車が止まりそうなときの早退例文
- 道路の冠水や通行止めが心配なときの言い方
- 子どもの迎えや家族対応で早退したい場合
- 上司にチャット・LINEで早退をお願いする例文
- 「まだ大丈夫じゃない?」と言われたらどう返す?
- 「みんな残ってるけど?」と言われた場合
- 「今日は残って」と言われた場合
- 早退をお願いするときに避けたい言い方
- 何時くらいに早退を相談するべき?
- 早退するときは仕事の引き継ぎを一言入れる
- 台風・大雨の日の「言いにくいこと」はまとめて用意しておくと楽
- まとめ|帰れなくなる前に「相談」していい
台風や大雨で早退したいときは「帰りたい」より「帰宅が難しくなる可能性」を伝える
大雨の日に、
「雨がひどいので帰っていいですか?」
だけでは、少し弱く聞こえることがあります。
ポイントは、
今後帰宅が難しくなる可能性がある
と伝えることです。
たとえば、
「このまま雨が強くなると利用路線が止まる可能性があるため、帰宅できるうちに少し早めに退勤させていただけないでしょうか」
という形です。
単なる気分ではなく、
帰宅手段の確保
という理由になります。
早退を相談する前に確認しておきたいこと
上司に声をかける前に、分かる範囲で状況を整理しておくと話しやすくなります。
交通機関の状況
自分が使っている、
- 電車
- バス
- 高速道路
- 一般道路
などがどうなっているか確認します。
すでに遅延しているのか。
今後運休予定なのか。
本数が減っているのか。
情報があるなら、
「○○線がこのあと運転を見合わせる可能性があるようで」
と具体的に伝えられます。
ただし、完全に確定するまで待つ必要はありません。
止まってからでは遅いこともあります。
自分の仕事をどうするか
早退を相談するときに、
「帰ります」
だけでなく、
- 今日中に必要な仕事は終わっている
- 残りは明日に回せる
- 自宅で対応できる
- 引き継ぎが必要
などを整理しておくと、上司も判断しやすくなります。
台風・大雨で早退したいときの基本的な言い方
最も無難なのは、
現在の状況
↓
帰宅への影響
↓
早退のお願い
↓
仕事の対応
の順番です。
基本例文
「すみません、少しご相談があります。このあと雨がさらに強くなる予報で、利用している○○線も運休の可能性があるため、帰宅できるうちに早めに退勤させていただけないでしょうか。今日中に必要な業務は○○まで対応してから帰る予定です」
かなり使いやすい形です。
早退の理由だけでなく、
仕事をどうするか
まで入っています。
電車が止まりそうなときの早退例文
大雨の日に一番多いのが、
今は動いているけど、このあと止まりそう
というケースです。
ここが一番判断に迷います。
まだ電車が動いている場合
「現在は電車が動いているのですが、このあと大雨の影響で運転見合わせになる可能性が出ています。完全に止まると帰宅が難しくなるため、可能であれば少し早めに退勤させていただけないでしょうか」
「止まっていないのに帰るの?」
と言われそうなときも、
止まる前に帰りたい
という理由を明確にします。
すでに遅延が始まっている場合
「○○線で大雨による遅延が始まっていて、このあと運転見合わせになる可能性があります。帰宅手段がなくなる前に、○時ごろ早退させていただきたいのですが可能でしょうか」
時間を具体的に出せるなら、
「今すぐ帰ります」
より相談しやすくなります。
道路の冠水や通行止めが心配なときの言い方
車通勤や自転車通勤の場合は、鉄道とは事情が違います。
雨が強くなるにつれて、
帰宅ルートそのものが危険になる
ことがあります。
車通勤の場合
「このあと雨がさらに強くなる見込みで、自宅までの道路でも冠水や通行規制の可能性があるため、安全に帰宅できるうちに早退させていただけないでしょうか」
山道や川沿いを通る場合
「帰宅時に山沿いの道路を通る必要があり、このあと雨が強くなると通行が難しくなる可能性があるため、少し早めに帰宅させていただきたいです」
ここでも大切なのは、
「雨だから帰りたい」ではなく、「帰宅経路への影響」
です。
子どもの迎えや家族対応で早退したい場合
大雨の日は、自分の通勤だけの問題ではありません。
保育園や学校から、
「早めに迎えに来てください」
と連絡が入ることもあります。
保育園・学校のお迎えの場合
「すみません、保育園から大雨のため早めに迎えに来てほしいと連絡がありまして、○時ごろ早退させていただけないでしょうか。急ぎの業務はそれまでに対応して、必要なものは引き継ぎます」
事情を全部細かく説明する必要はありません。
迎えが必要になった
という事実だけで十分です。
家族の安全確認が必要な場合
「自宅周辺の雨がかなり強くなっていて、家族の対応も必要になったため、可能であれば少し早めに退勤させていただきたいです」
家庭の事情を詳しく話したくない場合は、この程度でも構いません。
上司にチャット・LINEで早退をお願いする例文
口頭で言いづらい場合は、会社のルール上問題なければチャットで相談してもよいでしょう。
電車運休が心配な場合
お疲れさまです。少しご相談があります。このあと大雨の影響で○○線が運転見合わせになる可能性があり、帰宅が難しくなることが心配です。可能であれば、帰宅できるうちに○時ごろ早退させていただけないでしょうか。急ぎの業務はそれまでに対応します。
道路状況が心配な場合
お疲れさまです。現在雨がかなり強くなっており、このあと帰宅経路の冠水や通行規制が心配なため、可能であれば少し早めに退勤させていただけないでしょうか。必要な作業を整理してから退勤します。
子どもの迎えが必要な場合
お疲れさまです。子どもの学校から大雨の影響で早めのお迎えをお願いする連絡がありました。申し訳ありませんが、○時ごろ早退させていただくことは可能でしょうか。対応が必要な業務はそれまでに整理します。
「まだ大丈夫じゃない?」と言われたらどう返す?
早退を相談したら、
「でもまだ電車動いてるよ」
と言われることもあります。
たしかに今は動いている。
でも、
動いているうちに帰りたいから相談している
わけです。
電車の場合
「はい、今のところは動いています。ただ、このあと運休になる可能性があり、止まってしまうと帰宅手段がなくなるため、できれば早めに帰宅したいと考えています」
淡々と説明すれば十分です。
道路の場合
「今は通れていますが、雨量が増えると通行が難しくなる区間があるため、可能なうちに帰宅したいです」
予言者になる必要はありません。
「絶対止まります!」
と言い切る必要もありません。
可能性があるので相談している
で大丈夫です。
「みんな残ってるけど?」と言われた場合
これも言われると困ります。
しかし、住んでいる場所も交通手段も人によって違います。
角が立ちにくい返し方
「承知しています。ただ、私の場合は○○線が止まると代替の帰宅手段がないため、早めに帰宅させていただけると助かります」
他の人と比較して争う必要はありません。
自分の帰宅事情
だけ説明します。
「○○さんは帰らないんですか?」
などと他人を巻き込む必要もありません。
「今日は残って」と言われた場合
上司から、
「まだ仕事が残ってるから今日は残って」
と言われることもあるかもしれません。
その場合も、できないことはできないと説明します。
帰宅手段がなくなる可能性がある場合
「業務が残っていることは承知しています。ただ、このあと交通機関が止まると帰宅できなくなる可能性が高いため、できれば本日は早めに退勤させていただきたいです。残っている業務については、明日優先して対応します」
自宅で仕事を続けられる場合
「帰宅後でも対応できる業務ですので、可能であれば早めに退勤し、自宅から続きを対応させていただけないでしょうか」
在宅勤務が認められている会社なら、この提案も使えます。
早退をお願いするときに避けたい言い方
台風や大雨で焦っていると、言い方が強くなることがあります。
「危ないんで帰ります」
「電車止まりそうなんで帰ります」
と一方的に宣言すると、会社によっては印象が悪くなることがあります。
緊急性が高い場合は別ですが、基本は、
「早退させていただけないでしょうか」
と相談の形にした方が無難です。
「ニュースでヤバいって言ってました」
気持ちは分かりますが、少し曖昧です。
できれば、
「利用路線で運休の可能性が出ています」
「自宅方面で道路規制が始まっています」
など、自分に関係する状況を伝えましょう。
他の人を巻き込む
「みんな帰りたいって言ってます」
も避けた方がいいでしょう。
あなたが早退したいなら、
自分の事情として相談すれば十分です。
気づいたら職場代表として団体交渉を始めていた、という展開は必要ありません。
何時くらいに早退を相談するべき?
難しいところですが、
帰宅困難になる可能性が見えてきた時点
で相談するのが現実的です。
完全に電車が止まってから、
「帰れなくなったので帰ります」
では遅い場合があります。
早めに「可能性だけ」共有してもいい
たとえば昼頃に、
「このあと利用路線が止まる可能性があるようなので、状況によっては早退をご相談するかもしれません」
と一言入れておきます。
そうすると、本当に早退が必要になったとき言いやすくなります。
ギリギリまで黙って我慢しない
真面目な人ほど、
「まだ大丈夫」
「あと1時間」
「もう少しだけ」
と粘ってしまいます。
その結果、
会社には最後まで残った。帰る手段は消えた。
これでは本末転倒です。
帰宅できるかどうかも含めて、勤務判断を相談して構いません。
早退するときは仕事の引き継ぎを一言入れる
早退が決まったら、
仕事の対応も整理します。
自分だけで完結する仕事
「今日中に必要な○○までは終わらせ、残りは明日の朝対応します」
誰かへの引き継ぎが必要な仕事
「○○については△△さんへ状況を共有してから退勤します」
在宅で続けられる仕事
「帰宅後、環境が整い次第○○は自宅から対応します」
こうしておけば、
「雨だから仕事を放り出して帰る」
という印象を減らせます。
台風・大雨の日の「言いにくいこと」はまとめて用意しておくと楽
悪天候の日には、
朝だけでなく一日を通して判断が必要になります。
- 大雨で出勤が難しいとき会社になんて言う?遅刻・欠勤・在宅勤務の伝え方
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- 大雪で出勤できないとき会社への伝え方|遅刻・欠勤の例文(準備中)
そのときの天候は毎回違っても、
伝える基本は似ています。
今どうなっているか。
仕事や移動にどう影響するか。
どうしたいか。
この3つです。
まとめ|帰れなくなる前に「相談」していい
台風や大雨の日、
早退したいと思っても、
「まだみんな働いてるし……」
と迷うかもしれません。
でも、
帰宅手段や道路状況は人によって違います。
今は帰れる。
でも1時間後には分からない。
そんな状況なら、
「帰宅が難しくなる可能性があるため、早めに退勤させていただけないでしょうか」
と相談して構いません。
必要なら、
仕事をどこまで終えるか。
何を引き継ぐか。
帰宅後に対応できるか。
そこまで一緒に伝えれば、さらに話しやすくなります。
一番避けたいのは、
「みんな残っているから」
だけで粘った結果、
仕事は終わった。電車も終わった。
になることです。
会社に残り続ける根性より、
安全に帰れるうちに相談する判断
が必要な日もあります。
まずは早めに状況を共有しましょう。
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