今は週1回だけ在宅勤務。
できれば週2回、週3回に増やしたい。
でも、いざ上司に相談しようとすると、
「楽したいだけと思われない?」
「出社したくない人みたいに見えない?」
と、急に言いづらくなることがあります。
在宅勤務を増やしたいときのポイントは、単に「家で働きたいです」と頼むことではありません。
「希望する日数」+「業務に支障が出ない理由」+「出社が必要な場合の対応」をセットで伝えることです。
この記事では、体調不良で今日だけ在宅勤務へ切り替えたいケースではなく、現在の勤務形態から継続的・定期的に在宅勤務の日数を増やしたい場合の伝え方を解説します。
- まず結論|在宅勤務を増やしたいときはどう頼む?
- 迷ったらこれ|在宅勤務を増やしたいときの完成例文
- まずどうする?在宅勤務を増やしてもらうための5手順
- 相談前に整理したいポイント
- 理由別|在宅勤務を増やしたいときの伝え方
- 週1日から週2日・週3日に増やしたいときの考え方
- チャットで上司へ相談するときの例文
- 口頭で切り出すときの例文
- 「なぜ在宅勤務を増やしたいの?」と聞かれたら?
- 在宅勤務を増やす相談で避けたいNGな言い方
- 上司に断られたらどうする?
- 仕事量そのものがつらい場合は別の相談
- 体調不良で今日だけ在宅にしたい場合は別
- 在宅勤務を増やしたいときのよくある質問
- まとめ|在宅勤務を増やしたいなら「仕事が回る案」として相談する
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まず結論|在宅勤務を増やしたいときはどう頼む?
| 状況 | 基本の伝え方 | そのまま使える一言 |
|---|---|---|
| 週1日から週2日に増やしたい | 希望日数と業務への影響を伝える | 「現在の週1日在宅を、週2日に増やせないかご相談したいです」 |
| 出社業務もある | 必要な日は出社すると伝える | 「対面対応が必要な日は出社する形で考えています」 |
| 会社が慎重そう | 試行期間を提案する | 「まず1か月ほど週2日在宅で試すことは可能でしょうか」 |
| 家庭事情がある | 事情は必要な範囲で伝える | 「家庭の事情もあり、勤務形態についてご相談したいです」 |
| 通勤負担が大きい | 仕事への影響とセットで伝える | 「通勤負担を軽減し、安定して業務を続けるため相談したいです」 |
「在宅勤務を増やしてください」だけでは、上司は判断しにくくなります。
逆に、
「週何日」「どの仕事なら在宅可能か」「必要な日はどうするか」
まで整理しておけば、単なる希望ではなく、具体的な働き方の相談になります。
迷ったらこれ|在宅勤務を増やしたいときの完成例文
一番使いやすい基本例文
「勤務形態についてご相談したいことがあります。現在は週1日で在宅勤務をしていますが、可能であれば週2日に増やせないかと考えています。現在の担当業務は在宅でも対応できるものが多く、対面対応や出社が必要な日はこれまでどおり出社するつもりです。一度ご相談させていただけないでしょうか」
もう少し短く伝えたい場合
「現在の在宅勤務を週1日から週2日に増やせないか、ご相談したいです。出社が必要な業務にはこれまでどおり対応します」
ポイントは、「増やしたいです」で終わらないことです。
上司が気にするのは、あなたが在宅勤務を希望している事実だけではありません。
「仕事は回るのか」「ほかの人に負担が出ないか」「出社が必要な日はどうするのか」まで見ています。
そこまで先回りして伝えると、話がかなり現実的になります。
まずどうする?在宅勤務を増やしてもらうための5手順
- 会社の在宅勤務ルールを確認する
- 希望する在宅日数を決める
- 在宅でもできる仕事を整理する
- 出社が必要な業務への対応を考える
- 上司へ「相談」として持ちかける
特に大切なのは、最初のルール確認です。
会社によっては、
- 在宅勤務は週○日まで
- 事前申請が必要
- 部署ごとに運用が違う
- 上司の承認が必要
- 特定の曜日は原則出社
など、条件が決まっている場合があります。
制度上できないことを上司との交渉だけで突破しようとすると、いきなり職場版ハードモードです。
まず、今の制度でどこまで可能なのか確認しましょう。
相談前に整理したいポイント
| 確認項目 | 整理する内容 | 例 |
|---|---|---|
| 希望日数 | 何日増やしたいか | 週1日から週2日 |
| 在宅可能な仕事 | 自宅でも問題なくできる業務 | 資料作成、オンライン会議、メール対応 |
| 出社が必要な仕事 | 会社でしかできない業務 | 来客、郵便、紙書類、対面会議 |
| 周囲への影響 | 同僚へしわ寄せが出ないか | 電話当番、受付、共有業務 |
| 代替案 | 希望どおり難しい場合の案 | まず1か月だけ週2日在宅 |
ここまで整理しておけば、上司から質問されても答えやすくなります。
「たぶん大丈夫だと思います」だけでは、上司の頭の中で新たな検討会議が始まります。
できるだけ具体的にしておきましょう。
理由別|在宅勤務を増やしたいときの伝え方
通勤負担を減らしたい場合
通勤がつらいこと自体は、相談理由になります。
ただし、
「通勤が面倒なので在宅を増やしたいです」
だと、単なる個人的都合に見えやすくなります。
仕事への影響とセットで伝えましょう。
「通勤時間が長く、継続的な負担を感じています。現在の担当業務は在宅でも対応できるものが多いため、週1日の在宅勤務を週2日に増やせないかご相談したいです。出社が必要な日はこれまでどおり対応します」
家庭の事情がある場合
家庭の事情を細かく説明したくない場合は、すべて話す必要はありません。
「家庭の事情もあり、今後の勤務形態についてご相談があります。可能であれば、現在の週1日在宅を週2日に増やせないかと考えています。担当業務に影響が出ないよう、出社が必要な予定には対応します」
家庭の事情で会社そのものを休みたい場合は、在宅勤務とは別の判断になります。
家庭の事情で会社を休みたいとき上司になんて言う?理由を詳しく言わない伝え方と例文も参考にしてください。
在宅のほうが集中しやすい場合
「家のほうが集中できます」という理由も、仕事の内容によっては十分あり得ます。
ただし、単なる感覚ではなく、どの業務で効率が上がるのかまで伝えると説得力が増します。
「資料作成や集中的に進める業務については、在宅勤務の日のほうが効率よく進められています。現在の業務内容を踏まえて、在宅勤務を週2日に増やすことが可能か、一度ご相談させていただきたいです」
週1日から週2日・週3日に増やしたいときの考え方
いきなり大幅に増やすより段階的に相談する
現在が週1日在宅なのに、いきなり週4日在宅を希望すると、職場によっては警戒されることがあります。
その場合は、まず週2日など、段階的に相談する方法があります。
「まずは週2日の在宅勤務から試し、業務への影響を見ながら改めて相談する形でも構いません」
試行期間を提案する
上司が判断に迷っている場合は、期間限定で試す方法もあります。
「もし可能であれば、まず1か月ほど週2日の在宅勤務を試させていただき、その期間の業務状況を見て改めて相談することは可能でしょうか」
上司側からすると、「一度認めたらずっと固定されるのでは」という不安が減ります。
実際の仕事ぶりを見てもらえるため、話が進みやすくなることがあります。
チャットで上司へ相談するときの例文
まず相談時間を取りたい場合
お疲れさまです。今後の勤務形態について少しご相談したいことがあります。お時間のあるときに10分ほどお話しさせていただけますでしょうか。
チャット上で概要まで伝える場合
お疲れさまです。現在の在宅勤務についてご相談があります。今は週1日ですが、可能であれば週2日に増やせないかと考えています。出社が必要な業務には対応する前提で、一度ご相談させていただけますでしょうか。
勤務形態の変更は確認事項が多いため、チャットだけですべてを決めようとしなくても構いません。
最初は相談の入口として使い、詳しい話は口頭やオンライン面談で行う方法もあります。
口頭で切り出すときの例文
短く相談を始めたい場合
「少し働き方について相談してもよろしいでしょうか。現在の在宅勤務の日数を増やせないかと考えています」
希望日数まで伝える場合
「現在は週1日で在宅勤務をしていますが、可能であれば週2日に増やせないかご相談したいです。業務上必要な日は出社する形で考えています」
最初からすべての事情を一息で説明する必要はありません。
まず要件を伝え、上司の反応を見ながら必要な説明を加えましょう。
「なぜ在宅勤務を増やしたいの?」と聞かれたら?
理由を聞かれた場合は、無理に立派なストーリーを作る必要はありません。
事情を簡潔に説明し、仕事への影響について続けます。
| 理由 | 答え方の例 |
|---|---|
| 通勤負担 | 「通勤負担を軽減し、安定して業務を続けたいと考えています」 |
| 家庭事情 | 「家庭の事情があり、継続的に働くうえで在宅勤務を増やせると助かります」 |
| 業務効率 | 「資料作成などは在宅勤務の日のほうが集中して進められています」 |
| 複数の理由 | 「通勤負担や業務効率を含め、現在の働き方を一度見直したいと考えています」 |
理由を説明したあとに、
「もちろん、出社が必要な業務や予定がある場合は対応します」
と添えると、仕事を避けたいわけではないことも伝わりやすくなります。
在宅勤務を増やす相談で避けたいNGな言い方
「出社する意味がないので在宅にしてください」
実際に、会社へ行っても一日中パソコンを見ているだけ、という人もいるでしょう。
ただし、
「出社する意味がないので、在宅を増やしたいです」
と言うと、働き方の相談より先に、会社方針への批判として受け取られる可能性があります。
「現在の担当業務は在宅でも対応できるものが多い」と、事実ベースに置き換えましょう。
「○○さんは週3日在宅なのに」
同僚との比較だけで話すと、
「担当業務が違う」
「契約条件が違う」
で話が終わることがあります。
他人ではなく、自分の業務で在宅勤務を増やせる理由を伝えましょう。
「来月から週3日在宅にします」
自由に在宅日数を決められる制度でない場合、決定事項として伝えるのは避けましょう。
まずは、
「週3日に増やすことは可能でしょうか」
と相談します。
上司に断られたらどうする?
まず断られた理由を確認する
在宅勤務を増やしたいと相談して、
「今は難しい」
と言われることもあります。
その場合は、完全に諦める前に、何が問題なのか確認しましょう。
「承知しました。今後改めて相談するとしたら、どの点がクリアできれば検討可能でしょうか」
理由が分かれば、次の対応を考えられます。
条件を変えて再相談する
| 断られた理由 | 考えられる対応 |
|---|---|
| 出社業務が多い | 在宅可能な曜日だけに限定する |
| チーム内の調整が難しい | ほかのメンバーと在宅日が重ならない案を出す |
| 制度上の日数制限がある | 制度の範囲内で可能な日数を確認する |
| 成果が不安視されている | 試行期間を設けて業務状況を見てもらう |
| 理由が曖昧 | 何が判断材料になるのか具体的に聞く |
「ダメでした」で終わると、何を変えればいいのか分かりません。
頭の中だけで在宅勤務却下反省会を開くより、条件を一度確認したほうが次につながります。
仕事量そのものがつらい場合は別の相談
在宅勤務を増やしたい理由が、
- 仕事量が多すぎる
- 残業が続いている
- 担当業務そのものが回らない
という場合は、在宅勤務を増やすだけでは解決しないことがあります。
その場合は、仕事量そのものについて相談する必要があります。
仕事量を減らしてほしいとき上司になんて言う?角が立たない相談方法と例文も参考にしてください。
体調不良で今日だけ在宅にしたい場合は別
この記事で扱っているのは、継続的・定期的に在宅勤務の日数を増やしたい場合です。
朝になって体調が悪くなり、
「今日は出社せず在宅勤務に変更したい」
という場合は、相談の目的が違います。
その場合は、体調不良で在宅勤務に切り替えたいときの頼み方|上司への伝え方と例文を参考にしてください。
在宅勤務を増やしたいときのよくある質問
在宅勤務を増やしたい理由は正直に言うべき?
嘘を作る必要はありませんが、プライベートな事情をすべて話す必要もありません。
「家庭の事情」「通勤負担」「業務効率」など、相談に必要な範囲で伝えれば十分です。
「通勤がつらい」は理由になりますか?
相談理由にはなります。
ただし、「通勤が嫌だから」だけで終わらせず、「通勤負担を軽減し、安定して仕事を続けたい」など、勤務への影響とセットで伝えると話しやすくなります。
週1日からいきなり週3日に増やしてもいい?
希望を伝えること自体はできます。
ただし、会社や部署が慎重な場合は、まず週2日から試すなど、段階的に提案したほうが受け入れられやすいことがあります。
メールだけで相談してもいい?
会社の運用によります。
勤務形態の変更は確認事項が多いため、メールやチャットで概要を伝えたあと、口頭や面談で詳しく相談する方法もあります。
在宅勤務を増やしたいと言うと評価が下がる?
会社や上司の考え方によるため、一概には言えません。
ただ、「出社したくない」だけでなく、担当業務・成果・必要な出社対応まで整理して相談したほうが、仕事を避けたいだけだと受け取られる可能性は下げられます。
在宅勤務を断られたら諦めるしかない?
まず、断られた理由を確認しましょう。
曜日、日数、出社業務、チーム体制などが問題なら、条件を変えることで再検討できる場合があります。
まとめ|在宅勤務を増やしたいなら「仕事が回る案」として相談する
在宅勤務を増やしたいときは、単に、
「もっと家で働きたいです」
と伝えるのではなく、
希望日数・業務への影響・出社が必要な場合の対応
をセットで整理しましょう。
基本の流れは、
1. 会社の制度を確認する
2. 希望日数を決める
3. 在宅でもできる仕事を整理する
4. 出社が必要な仕事への対応を考える
5. 上司へ相談する
です。
希望どおりに通らない場合は、週2日から試す、曜日を限定する、試行期間を設けるなど、条件を調整する方法もあります。
「在宅勤務を増やしたい」と言うこと自体が、わがままというわけではありません。
ただし、会社側にも仕事を回す都合があります。
だからこそ、「私が楽になる案」ではなく、「この形なら仕事を回しながら続けられます」という案として持っていくのがポイントです。
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