職場で電話が鳴る。
近くの人が取る。
そして始まる。
「はい!!お世話になっております!!」
声がでかい。
いや、相手は電話の向こうです。
隣の県にいるわけではありません。
受話器があります。
マイクもあります。
たぶん普通の声でも届きます。
でも本人は、
「こちら株式会社○○でございます!!」
と、オフィス全体へ同時配信。
こちらは資料を読んでいるのに、電話の内容までほぼ聞き取れる。
仕事の電話なので、
「静かにしてください」
とも言いにくい。
遊んでいるわけではありません。
ちゃんと働いています。
働いている。でも声がでかい。
このタイプが一番伝えづらいのです。
この記事では、職場で電話の声が大きい人に、どう伝えれば角が立ちにくいのかを具体的な例文つきで紹介します。
職場の声量そのものがつらい人はこちらも参考にしてください。
→ “声が大きすぎる/小さすぎる”でストレス?職場の”声量トラブル”と対処法【環境×伝え方×心理】
→ 職場の「うるさい人」がしんどい…ストレスになる音一覧と静かに生き残る対処法
電話の声が大きい人はなぜ注意しにくいのか
電話の声が大きくても、本人は仕事をしています。
ここが私語との大きな違いです。
雑談なら、
「仕事中だから少し静かに」
と言えます。
でも電話なら、
「業務だから仕方ない」
と思って我慢しやすくなります。
さらに、電話中は本人も相手との会話に集中しています。
自分の声が周囲へどれくらい響いているかまで意識していないこともあります。
本人の感覚では、
普通の電話対応。
周囲の感覚では、
社内放送。
この差があるため、まず本人に「思った以上に響いている」と知らせるだけでも改善することがあります。
本人に言う?上司に相談する?
電話の声量については、普段の関係性と業務への影響で判断しましょう。
本人に伝えやすいケース
普段から話せる同僚なら、電話が終わったあとに短く伝える方法があります。
電話中に、
「声大きいですよ」
と横から言うのは避けた方がいいでしょう。
本人も通話相手も困ります。
伝えるなら通話後です。
たとえば、
「さっきの電話、結構声がこっちまで響いてたよ。電話だと無意識に声大きくなると思うんだけど、少しだけ抑えてもらえると助かる」
この程度なら自然です。
上司に相談した方がいいケース
次のような場合は、本人へ直接言うより上司へ相談した方がよいこともあります。
- 相手が上司や先輩
- 毎日かなり長時間電話している
- 周囲の電話や会議に支障が出る
- 何度か伝えても改善しない
- 特定の人だけでなく複数人の電話声が大きい
この場合は、
個人の問題ではなく職場の音環境
として相談できます。
電話の声が大きい人への角が立ちにくい伝え方
ポイントは、
電話対応そのものを否定しないこと
です。
相手は仕事をしています。
だから、
「電話うるさいです」
ではなく、
声量だけを少し下げてほしい
と伝えます。
「声が大きすぎる」より「こちらまで響いている」
「電話の声、大きすぎます」
だと、相手を責めている印象になります。
代わりに、
「電話の声が意外とこちらまで響いていて」
と伝えます。
そして、
「もう少しだけ声量を抑えてもらえると助かります」
につなげます。
相手の能力や電話対応の仕方を批判しないことが大切です。
電話中だけ声が大きくなることを伝える
普段の会話は普通なのに、
電話を取った瞬間だけ、
+30デシベル
くらいになる人もいます。
その場合は、
「普段の声は全然気にならないんですけど、電話のときだけ少し声が大きくなっているみたいで」
と伝えると、相手も受け入れやすくなります。
「あなたはいつもうるさい」ではないからです。
電話の声が大きい人への口頭例文
状況別に紹介します。
かなり柔らかく伝える場合
「すみません、ちょっとだけお願いがあって。電話のときの声が意外とこちらまで響いていて、集中していると少し気になることがあるんです。できれば電話のときだけ、少し声量を抑えてもらえると助かります」
初回なら、このくらいが使いやすいでしょう。
普通にはっきり伝える場合
「すみません。電話の声がかなり大きく聞こえていて、こちらの作業や電話対応に影響することがあります。申し訳ないのですが、通話中の声量を少し抑えていただけませんか?」
仕事への影響が出ているなら、ここまで具体的にしても構いません。
親しい同僚へ軽く言う場合
「電話のときだけ結構声でかくなってるで。こっちまで内容ほぼ聞こえてるから、ちょっとだけボリューム下げてもらえると助かる」
親しい相手なら、この程度でもよいでしょう。
ただし、
「相手、ブラジルにいるん?」
のようなツッコミは、サイト内だけにしておく方が安全です。
本人との距離感を間違えると、一気にただの嫌味になります。
自分が電話中のときに邪魔になる場合の言い方
特に困るのが、
自分も電話しているのに、隣の人の声が大きすぎる
ケースです。
こちらの通話相手にも隣の声が聞こえることがあります。
その場で短くお願いする
どうしても必要なら、
「すみません、今こちらも電話中なので、少しだけ声を抑えてもらえますか?」
と短く伝えます。
これはかなり正当なお願いです。
相手の電話を止めるのではなく、
同時に電話している双方が話せる声量に調整したい
だけです。
通話後にあらためて伝える
その場では言えなかった場合は、
「さっき私も電話していたんですが、隣の電話の声がかなり入ってしまって相手の声を聞き取りづらかったんです。今後、同時に電話しているときだけでも少し声を抑えてもらえると助かります」
と伝えます。
具体的な場面があるので、相手にも伝わりやすいでしょう。
チャットで電話の声について伝える例文
直接言いづらい場合は社内チャットでも伝えられます。
同僚へのチャット例文
お疲れさまです。少しお願いなのですが、電話対応中の声がこちらまでかなり響くことがあり、集中やこちらの電話対応が難しくなることがあります。可能であれば、通話中だけ少し声量を抑えていただけると助かります。突然こんなお願いをしてすみません。
「電話するな」ではなく、
通話中の声量
だけをお願いしています。
上司への相談チャット例文
お疲れさまです。職場の音環境について少し相談があります。近くの席の電話対応の声がかなり大きく、作業中の集中やこちらの電話対応に影響することがあります。本人へ直接お願いするべきか迷っているのですが、席の調整や電話時の声量について職場全体で共有するなど、対応を相談させていただけないでしょうか。
上司へは、できれば具体的な影響も入れます。
電話の声が大きい上司にはどう伝える?
同僚ならまだ言える。
でも、
声が大きい本人が上司。
これは難易度が上がります。
「部長、電話うるさいです」
などと言える職場は、かなり風通しが良いでしょう。
多くの場合は、もう少し言い方を工夫します。
「自分が困っている」という形にする
たとえば、
「すみません、近くで同時に電話をしていると、声が重なって相手の声を聞き取りづらくなることがありまして。可能なときだけ少し声量を抑えていただけると助かります」
なら、比較的伝えやすいでしょう。
「上司の声がデカい」という評価ではなく、
こちらの電話業務への影響
として話しています。
別の管理者へ相談する方法もある
直接言いづらければ、
「近くで大きな電話対応が続くと、自分の電話や集中作業が難しくなることがあります。席などで調整できませんか」
と別の管理者へ相談する方法もあります。
本人へ直接突撃することだけが正解ではありません。
何度言っても電話の声量が戻る場合
電話の声が大きい人は、
電話をすると無意識に声量が上がるクセ
になっていることがあります。
だから一度注意しても、数日すると戻る場合があります。
2回目は具体的な影響を入れる
「以前も少しお願いしたのですが、電話中の声がまだかなり響いていて、こちらの電話の相手の声が聞き取りづらくなることがあります。申し訳ないのですが、もう少しだけ声量を抑えていただけると助かります」
これなら、
まだ困っている
実際に業務への影響が出ている
ことが伝わります。
改善しなければ環境調整へ
何度も本人に、
「声、小さくお願いします」
と言い続けるのも疲れます。
そのうちあなたが、
社内音量調整リモコン
みたいな役割になります。
それは本業ではありません。
改善しないなら、
- 席を離す
- 電話スペースを分ける
- 上司から全体へ周知する
- 集中作業場所を変更する
など、環境側へ切り替えましょう。
電話の声を注意するときに避けたい言い方
声が大きい人に毎日囲まれていると、こちらもつい皮肉を言いたくなります。
でも次の表現は避けた方が無難です。
馬鹿にするような言い方
- 「そんな大声出さなくても電話ですよ」
- 「相手聞こえてますよ」
- 「マイク壊れてるんですか?」
- 「社内全部に聞こえてますけど」
- 「電話なのに何で叫ぶんですか?」
- 「相手どこにいるんですか?」
心の中で思う分には自由です。
実際に、
「いや、受話器あるやん」
と思う瞬間はあります。
ただ、本人へそのまま言うとただの煽りになります。
電話内容をからかわない
大きな声なので電話内容が聞こえてしまうこともあります。
でも、
「さっき○○の話してましたよね」
などと言うのは避けましょう。
本人に、
会話を盗み聞きされた
という別の不快感を与える可能性があります。
あくまで「声量」だけを問題にします。
電話だけでなく普段の声も大きい場合
電話のときだけでなく、普通の会話も常に大きい人もいます。
その場合は、
電話対応ではなく声量そのもの
について伝えた方がよいでしょう。
普段から声が大きい場合
こちらの記事を参考にしてください。
- 職場で声が大きい人に声量を落としてほしいと伝える方法(準備中)
既存記事では、職場の声量トラブル全般について扱っています。
→ “声が大きすぎる/小さすぎる”でストレス?職場の”声量トラブル”と対処法【環境×伝え方×心理】
雑談が長い場合は私語問題として考える
電話ではなく、雑談がずっと続いている場合はこちらです。
また、笑い声が中心なら既存記事があります。
→ 職場の大声で笑う人の心理と角を立てない注意の仕方【例文つき】
職場の「声がうるさい問題」は一つではない
職場の声ストレスにもいろいろあります。
- 職場で私語がうるさい人への注意の仕方|本人に言う例文と上司への相談方法
- 職場で声が大きい人に声量を落としてほしいと伝える方法(準備中)
- 独り言がうるさい同僚への伝え方|本人への注意と上司への相談(準備中)
- 職場の大声で笑う人の心理と角を立てない注意の仕方【例文つき】
- 職場の笑い声がうるさい!ストレスの原因と3つの対処法
同じ「声」でも、
電話なのか。
雑談なのか。
笑い声なのか。
独り言なのか。
検索者が困っている場面は違います。
その場面に合わせて伝え方を変えることが大切です。
まとめ|「電話するな」ではなく「声量を少し下げてほしい」と伝える
職場で電話の声が大きい人に困っている場合、
電話対応そのものを否定しない
ことが大切です。
相手は仕事をしています。
だから、
「電話うるさいです」
ではなく、
「電話中の声がこちらまでかなり響いていて、集中やこちらの電話対応に影響するので、少し声量を抑えていただけると助かります」
と伝えます。
本人へ言いづらければ、上司に相談しても構いません。
改善しなければ席や電話スペースを変える方法もあります。
電話の相手に声を届けることは必要です。
でも、
同じフロア全員に届ける必要まではありません。
こちらが求めているのは電話禁止ではなく、
受話器の向こうに届くくらいの音量。
そこを目標に、小さく調整していきましょう。
関連記事
- “声が大きすぎる/小さすぎる”でストレス?職場の”声量トラブル”と対処法【環境×伝え方×心理】
- 職場の「うるさい人」がしんどい…ストレスになる音一覧と静かに生き残る対処法
- 職場の大声で笑う人の心理と角を立てない注意の仕方【例文つき】
- 職場で私語がうるさい人への注意の仕方|本人に言う例文と上司への相談方法
- 職場で声が大きい人に声量を落としてほしいと伝える方法(準備中)
- 独り言がうるさい同僚への伝え方|本人への注意と上司への相談(準備中)