「今の仕事だけじゃなくて、もう少し違う仕事もやってみたい」
そう思っていても、上司に言うとなると意外と難しいものです。
「今の仕事に不満があると思われないかな」
「生意気だと思われないかな」
「仕事を増やしてほしいなんて言っていいのかな」
と考えているうちに、結局いつもの仕事だけを続けることになります。
新しい仕事を任せてほしいときは、「今の仕事が嫌だから」ではなく、「できる仕事の幅を広げたい」という形で相談すると伝えやすくなります。
この記事では、新しい仕事を任せてほしいときの上司への頼み方と、実際に使える例文を紹介します。
新しい仕事を任せてほしいと上司に言ってもいい
まず、「新しい仕事を任せてほしい」と相談すること自体は、特別おかしなことではありません。
むしろ、今の業務をこなしながら新しい仕事にも挑戦したいという意思を伝えることで、上司が知らなかった希望を共有できます。
ただし、いきなり、
「もっと違う仕事がしたいです」
と言うと、現在の仕事への不満にも聞こえる可能性があります。
そこで、
「今の業務を続けながら、○○の仕事も経験してみたいです」
のように伝えると自然です。
新しい仕事を任せてほしいときの頼み方・例文
仕事の幅を広げたいと伝える
一番使いやすいのが、「今後できる仕事を増やしたい」という伝え方です。
例文:
「今の業務にも慣れてきたので、今後はもう少し仕事の幅を広げていきたいと思っています。何か新しく任せていただける業務はありますでしょうか?」
「現在の業務に加えて、別の業務も経験してみたいです。もし任せていただける仕事があれば、挑戦させていただけないでしょうか?」
「今後できることを増やしたいので、新しい業務にも少しずつ挑戦したいと思っています。」
この言い方なら、「今の仕事をやりたくない」という意味になりにくいでしょう。
具体的にやりたい仕事がある場合
すでに興味のある仕事があるなら、具体的に伝えたほうが話は早くなります。
例文:
「以前から○○の業務にも興味があります。もし今後担当する機会があれば、挑戦させていただけないでしょうか?」
「○○についても経験を積みたいと思っています。まずは一部の作業からでも担当させていただくことは可能でしょうか?」
「○○の仕事を覚えたいのですが、今後任せていただくために、まず何を勉強しておけばいいでしょうか?」
具体的な仕事を挙げることで、上司も「では、この作業からお願いしよう」と判断しやすくなります。
「仕事を増やしてほしい」と「新しい仕事をしたい」は少し違う
ここは意外と重要です。
単純に仕事量を増やしてほしい場合と、新しい仕事に挑戦したい場合では、上司への伝え方を変えたほうがいいでしょう。
| 希望 | 伝え方 |
|---|---|
| 仕事量を増やしたい | 「手が空いているので、何か対応できる仕事はありますか?」 |
| 新しい仕事をしたい | 「仕事の幅を広げたいので、○○にも挑戦したいです」 |
| スキルを身につけたい | 「○○を経験するには、まず何から覚えればいいでしょうか?」 |
「暇だから仕事がほしい」のか、「経験を増やしたい」のかを自分の中で整理しておくと、相談もしやすくなります。
新しい仕事を任せてもらうために伝えたいこと
今の仕事はきちんとできていることを伝える
新しい仕事を希望するなら、現在の業務をどう進めているのかも伝えておきましょう。
たとえば、
「現在担当している○○については、予定どおり進められています。そのうえで、次は△△の仕事も経験してみたいです」
という言い方です。
新しい仕事を希望していることだけではなく、現在の担当業務を放り出しているわけではないことも伝えられます。
最初は一部だけ担当したいと伝える
いきなり業務を丸ごと任せてもらうのが難しそうなら、部分的に経験させてもらう方法もあります。
「まずは一部の作業からでも経験させてもらえませんか?」
と相談すれば、上司側も仕事を任せるハードルを下げやすくなります。
新しい仕事だからといって、最初から全部できる必要はありません。
新しい仕事を任せてほしいときに避けたい言い方
「今の仕事はもう飽きました」と言う
本当にそう感じていたとしても、そのまま伝えるのはおすすめしません。
「今の仕事は飽きました」
ではなく、
「今の業務にも慣れてきたので、次の仕事にも挑戦したいです」
と伝えれば、同じ「新しいことをしたい」という気持ちでも印象が変わります。
「○○さんの仕事もやらせてください」と他人と比較する
「○○さんは色々な仕事をしているのに、自分は同じ仕事ばかり」
という気持ちになることもあります。
しかし、他の人との比較を前面に出すと、単なる不満として受け取られる可能性があります。
「○○さんもやっているから」ではなく、「自分も○○を経験したい」という形で伝えましょう。
新しい仕事を任せてもらえないときはどうする?
「やってみたい」と伝えたのに、すぐには任せてもらえないこともあります。
その場合、必ずしも「任せてもらえない=評価されていない」とは限りません。
業務の都合や担当者の配置、引き継ぎのタイミングなど、本人以外の事情もあります。
そこで、
「今後○○を任せてもらうためには、何ができるようになればいいでしょうか?」
と聞いてみるのも一つの方法です。
必要な知識や経験が分かれば、次に何をすればいいのかも見えやすくなります。
「新しい仕事をやりたい」をキャリア相談につなげる方法
単発で仕事をもらうだけではなく、今後の仕事について考えているなら、上司にキャリアの相談として話す方法もあります。
今後身につけたいスキルを伝える
「今後は○○のスキルを身につけたいと思っています。そのために、仕事で経験できることがあれば教えていただきたいです」
のように伝えます。
具体的なスキルが決まっていなくても、
「今後できる業務を増やしたいです」
という相談から始めても構いません。
段階的に任せてもらう
新しい仕事をいきなり一人で担当するのではなく、
- まず作業の一部を担当する
- 慣れたら担当範囲を広げる
- 最終的に一人で担当する
という進め方もあります。
「まずは一部から経験してみたいです」と伝えておけば、無理のない形で新しい仕事に入れる可能性があります。
新しい仕事を任せてほしいときの一言はこれでOK
何と言えばいいか迷ったら、まずは次の一言で十分です。
「今の業務にも慣れてきたので、仕事の幅を広げるために、新しい業務にも挑戦してみたいです。何か任せていただける仕事はありますか?」
これなら、
- 今の仕事を否定していない
- 成長したい意思が伝わる
- 具体的な仕事を上司に選んでもらえる
というメリットがあります。
まとめ
新しい仕事を任せてほしいときは、単に「仕事を増やしてください」とお願いするより、「仕事の幅を広げたい」「新しい業務を経験したい」という形で相談すると伝えやすくなります。
- 今の仕事を否定せず、新しい仕事への希望を伝える
- 具体的に興味のある業務があれば名前を出す
- 最初は一部の作業からでもいいと伝える
- 今後必要なスキルや経験について上司に聞く
- すぐ任せてもらえなくても、タイミングや業務上の事情がある
「もっと色々な仕事をしてみたい」と思っているなら、黙って待ち続ける必要はありません。
まずは「今後、仕事の幅を広げたいと思っています」と、希望を伝えるところから始めてみましょう。
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