仕事を進めていると、予定していたより時間がかかり、「このままだと予定どおりに終わらないかもしれない」と気づくことがあります。
そんなときに言いにくいのが、上司や仕事の相手への「遅れの報告」です。まだ確実に遅れると決まっていない段階では、わざわざ伝えるべきか迷うこともあります。
しかし、遅れそうだと分かった時点で、現在の状況を早めに共有しておくと、その後の予定を調整しやすくなります。
まずは次のように短く伝えれば大丈夫です。
「現在、予定より少し時間がかかっています。○時ごろの完了を見込んでいますが、進捗があり次第またご報告します。」
「作業に想定より時間がかかっており、当初の予定より遅れる可能性があります。現在○割ほど完了しています。」
「○○の確認に時間がかかっています。完了見込みが分かり次第、改めて共有します。」
この記事では、仕事が予定より時間がかかっているときに、責められることを避けようとして黙り込むのではなく、状況を角が立ちにくく伝える方法を紹介します。
仕事が予定より時間がかかっているときは「遅れ+現在の状況」を伝える
仕事の遅れを報告するときは、単に「遅れています」とだけ伝えるより、現在どこまで進んでいるかを添えると状況が伝わりやすくなります。
特に重要なのは、遅れている理由を長く説明することではなく、「予定より時間がかかっている」「今はここまで進んでいる」という事実を共有することです。
予定より時間がかかっていることを伝える
まずは、当初の予定より作業に時間がかかっていることを簡潔に伝えます。
「予定より時間がかかっています」「当初の予定より少し遅れています」のように、現在の状況をそのまま伝えれば十分です。
現在どこまで進んでいるかを伝える
次に、「○○まで完了しています」「全体の半分ほど進んでいます」など、現在の進捗を伝えます。
進捗を伝えることで、相手も「まったく進んでいないのか」「終盤まで来ているのか」を判断しやすくなります。
「仕事が遅れています」と上司に伝えるときの言い方
上司に報告するときは、遅れていることを隠さず、現在の状況と今後の見込みをセットで伝えると話がまとまりやすくなります。
「○○の作業ですが、予定より時間がかかっています。現在は△△まで完了しており、○時ごろの完了を見込んでいます。」
まだ完了時間を正確に見積もれない場合は、無理に時間を断定する必要はありません。
「○○の作業が予定より遅れています。現在△△まで進んでいますが、完了時間はもう少し確認してから改めてご報告します。」
仕事が遅れそうだと早めに伝えるときの例文
まだ期限を過ぎていなくても、「このままだと遅れる可能性がある」と分かった段階で共有することがあります。
この場合は、確定した事実と予測を分けて伝えると、必要以上に大げさな報告になりません。
遅れる可能性があると伝える
「遅れます」と断定できない段階なら、「遅れる可能性があります」と伝えます。
たとえば「現在の進捗だと、当初の予定より遅れる可能性があります。○○まで進んだところで、改めて完了見込みを確認します」と伝えられます。
早めに共有しておきたいと伝える
なぜ今の段階で報告するのかを説明したい場合は、「念のため早めに共有します」と添える方法があります。
「まだ期限前ですが、予定より時間がかかっているため、念のため現状を共有します」と伝えれば、遅れが確定していなくても報告しやすくなります。
仕事が遅れている理由を聞かれたときの伝え方
遅れを報告すると、「なぜ時間がかかっているの?」と理由を聞かれることがあります。
その場合は、言い訳を並べるのではなく、作業上何に時間がかかっているのかを具体的に説明します。
作業に時間がかかっている部分を伝える
「○○の確認に時間がかかっています」「△△の修正箇所が想定より多くなっています」のように、具体的な作業を伝えます。
自分の能力や相手の判断を問題にするのではなく、どの工程に時間がかかっているのかを説明すると、状況を共有しやすくなります。
まだ原因を特定できていない場合
遅れている理由がはっきり分からない場合は、無理に原因を決めつけなくても構いません。
「現時点では、どの工程に一番時間がかかっているか確認中です。確認でき次第、改めて共有します」のように、分かっている範囲を伝えます。
仕事の完了予定を聞かれたときの答え方
仕事が遅れていることを伝えると、相手から「いつ終わりそう?」と聞かれることがあります。
その時点で見込みが分かるなら伝え、まだ判断できない場合は、分からないことをそのまま説明します。
完了見込みが分かる場合
ある程度見通しが立っているなら、具体的な時間や日程を伝えます。
「現在の進捗であれば、本日の○時ごろには完了する見込みです」と伝えれば、相手もその後の予定を考えやすくなります。
完了見込みがまだ分からない場合
正確な時間を判断できないのに無理に答えると、後からさらに予定がずれることがあります。
「現時点では正確な完了時間を判断できません。○○まで進めたところで、改めて見込みをお伝えします」と伝える方法があります。
予定より時間がかかっている仕事について上司に相談するとき
単なる報告だけではなく、今後の進め方について判断してもらいたい場合は、相談したい内容を明確にします。
優先順位を確認したい場合
遅れている仕事のほかに別の仕事も抱えている場合は、どちらを優先するか確認する必要が出てくることがあります。
「○○の作業が予定より遅れています。現在依頼されている△△とどちらを先に進めるべきか、確認させていただけますか?」のように聞きます。
期限について相談したい場合
予定どおりの完了が難しいことが明確になった場合は、期限について相談します。
「現在の進捗では当初の予定までに完了するのが難しそうです。○日までに変更できるか、ご相談させていただけますか?」のように伝えられます。
同僚や仕事の相手に遅れを伝えるときの言い方
上司だけでなく、資料や作業の完了を待っている同僚などに、予定より時間がかかっていることを伝える場面もあります。
相手を責めるような表現ではなく、自分側の現在の進捗と今後の見込みを伝えます。
同僚に遅れを共有する
同僚には、必要以上にかしこまらず、仕事の予定に影響する部分を伝えるとよいでしょう。
「○○の作業が予定より少し時間がかかっています。△時ごろには渡せる見込みです」のように、完了見込みまで伝えると相手も予定を立てやすくなります。
相手の次の作業に影響するとき
自分の作業の遅れが相手の作業にも影響する場合は、その点を早めに共有します。
「こちらの作業が予定より遅れているため、○○をお渡しする時間も少し後ろにずれる可能性があります。見込みが分かり次第、すぐにお伝えします」と伝えます。
仕事が予定より遅れていることをメールやチャットで伝える例文
口頭で報告できない場合は、メールやチャットでも「現在の状況」「完了見込み」「必要なら相談事項」の順番でまとめると伝わりやすくなります。
完了見込みが分かっている場合
「○○の作業について、現在△△まで完了しています。当初の予定より時間がかかっており、完了は本日○時ごろを見込んでいます。遅れが生じるため、取り急ぎ現状をご報告します。」
この形なら、遅れている事実だけでなく、現在の進捗と完了予定も一緒に伝えられます。
完了見込みが分からない場合
「○○の作業について、予定より時間がかかっています。現在△△まで進んでいますが、現時点では完了時間を正確に見込めていません。進捗を確認し、見込みが分かり次第改めてご報告します。」
分からないことを無理に断定せず、次にいつ情報を共有するのかまで伝えるのがポイントです。
仕事の遅れを伝えるときに避けたい言い方
仕事が遅れているときは焦りから、「終わりません」「無理です」とだけ伝えたくなることがあります。
しかし、それだけでは現在の状況や今後の見込みが分からないため、相手が判断しにくくなります。
- 「全然終わりません」
- 「思ったより大変だったので無理です」
- 「まだ終わっていないので、もう少し待ってください」
- 「○○さんの確認が遅かったので時間がかかっています」
これらの言い方が必ず問題になるわけではありませんが、状況説明が不足したり、相手に責任を押しつけているように受け取られたりする可能性があります。
「何が起きているか」「どこまで進んでいるか」「いつごろ終わりそうか」を順番に伝えると、事実を共有する報告にしやすくなります。
仕事が予定より時間がかかっているときは「遅れ+進捗+見込み」で早めに伝える
仕事が予定より時間がかかっているときは、遅れが確定するまで黙っているのではなく、予定との差が出てきた段階で早めに状況を共有することが大切です。
基本的には、「予定より時間がかかっている」→「現在ここまで進んでいる」→「完了はこのくらいを見込んでいる」という順番で伝えます。
「○○の作業が予定より時間がかかっています。現在△△まで進んでおり、○時ごろの完了を見込んでいます。」
まだ完了時間が分からない場合は、無理に予定を断定せず、「現在確認中で、分かり次第報告する」と伝えても構いません。
遅れを隠すために説明を長くするより、分かっている事実を簡潔に共有するほうが、相手もその後の対応を考えやすくなります。
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