「この仕事、今日までに終わらせる予定だったけど……どう考えても間に合わない。」
そんな瞬間は、かなり焦ります。
しかも一番言いにくいのが、
「上司になんて言えばいい?」
という問題です。
- 怒られそうで報告したくない
- 「もっと早くやればよかったのに」と言われそう
- 遅れていることを知られるのが怖い
- まだ終わっていないから報告しづらい
- どこまで説明すればいいのか分からない
と考えているうちに、時間だけが過ぎていきます。
しかし、締め切りに間に合わない可能性が出てきたなら、「完全に間に合わなくなってから」ではなく、遅れそうだと分かった時点で共有することが重要です。
この記事では、仕事の締め切りに間に合わないとき、上司にどう報告すればいいのか、そのまま使える例文と一緒に紹介します。
まずはこれでOK。締め切りに間に合わないときの基本例文
何を言えばいいか分からないなら、まずはこれで十分です。
「○○の件ですが、現在の進捗状況から、当初の締め切りである○日までの完了が難しい見込みです。現在△△まで進んでおり、□□までには完了できる見込みです。今後の対応についてご相談させていただけますでしょうか。」
ポイントは、単に、
「間に合いません!」
で終わらせないことです。
「間に合わない見込み」+「現在の進捗」+「いつ頃ならできるか」まで伝えます。
締め切りに間に合わないときは何を伝える?
① まず「間に合わない可能性」を伝える
最初に、期限どおりの完了が難しいことを伝えます。
「現在の進捗状況から、○日までの完了が難しい見込みです。」
ここで曖昧に、
「ちょっと厳しいかもしれません……」
だけで終わらせないことがポイントです。
② 現在どこまで進んでいるかを伝える
次に、現状を説明します。
「現在、資料10ページのうち7ページまで作成が完了しています。」
具体的な数字や作業内容が分かれば、上司も状況を判断しやすくなります。
③ いつなら完成できるかを伝える
最後に、現時点での見込みを伝えます。
「現状のまま進めた場合、○日午前中には完了できる見込みです。」
まだ正確な日程が出せない場合は、
「現時点では正確な完了時期を確定できていないため、○時までに改めて見込みをお伝えします。」
でも構いません。
「今日中に終わらない」と分かったときの例文
今日が締め切りなのに、どう考えても終わらない場合です。
「○○の件ですが、作業が予定より遅れており、本日中の完了が難しい状況です。現在△△まで完了しており、残りの作業を考えると明日の午前中までかかる見込みです。ご相談させていただいてもよろしいでしょうか。」
もっと短く伝えるなら、
「○○について、本日中の完了が難しい状況です。現時点では明日午前中の完了を見込んでいます。今後の対応についてご相談させてください。」
まだ期限前だけど「間に合わなさそう」と分かったとき
実は、この段階で報告できるのが理想です。
締め切り当日になってから「終わりませんでした」と言うより、前もって共有したほうが調整できる時間があります。
「○○について進捗をご報告します。現在のペースでは、当初予定していた○日までの完了が難しくなる可能性があります。現在△△まで進んでおり、明日までに一度完了見込みを再確認します。必要であれば対応方法をご相談させてください。」
「まだ確定ではないけど、危ない」という段階でも、状況に応じて早めに共有しましょう。
原因を聞かれたらどう答える?
上司から、
「なぜ遅れているの?」
と聞かれることがあります。
その場合は、事実を簡潔に説明します。
「○○の確認に想定より時間がかかっていることが主な理由です。」
もし自分の見積もりが甘かった場合は、
「作業時間の見積もりが十分ではありませんでした。現在、残りの作業時間を見直しています。」
と伝えます。
無理に誰かのせいにする必要も、必要以上に自分を責める必要もありません。
「何が原因で、今どう対応しているか」を伝えることを意識しましょう。
外部の事情で遅れている場合
自分だけではコントロールできない事情で遅れているケースもあります。
例えば、必要な資料がまだ届いていない場合です。
「○○の資料を受け取ってから進める予定ですが、現時点でまだ届いていないため、作業が止まっています。このままの場合、当初の期限に間に合わない可能性があります。資料が届き次第、優先して進めます。」
この場合も、責任の押し付け合いにするのではなく、現在の状況と今後の見込みを伝えます。
自分の作業量が多すぎて間に合わない場合
複数の仕事を同時に抱えている場合は、その状況を伝えます。
「現在、○○と△△を並行して進めていますが、両方を期限内に完了するのが難しい状況です。○○を優先した場合、△△は○日頃の完了になる見込みです。優先順位についてご相談できますでしょうか。」
この場合は、単純に「忙しくて無理です」と言うより、どの仕事にどんな影響が出るのかを伝えると話がしやすくなります。
締め切りを延ばしてほしいときはどう言う?
期限そのものを変更してほしい場合は、率直に相談します。
「現在の進捗状況から、○日の締め切りまでに完了するのが難しい状況です。可能であれば、○日まで期限を延長していただくことはできますでしょうか?」
さらに理由と見込みを添えるなら、
「○○の確認に想定より時間がかかっており、当初の期限までの完了が難しい状況です。○日まででしたら確実に完了できる見込みですが、期限を変更していただくことは可能でしょうか?」
期限延長の頼み方について詳しく知りたい場合は、こちらの記事も参考にできます。
▶ 仕事が終わらないとき期限を延長してほしい|上司への頼み方と例文
チャットで「締め切りに間に合わない」と報告する例文
チャットなら、状況を簡潔に整理して送ります。
「お疲れさまです。○○の進捗についてご報告です。現在△△まで完了していますが、作業に想定より時間がかかっており、当初の○日までの完了が難しい見込みです。現時点では○日までに完了できる見込みです。今後の対応についてご相談させていただけますでしょうか。」
もっと短くするなら、
「○○ですが、現在の進捗から当初の期限までの完了が難しい見込みです。現時点では○日までの完了を見込んでいます。対応についてご相談させてください。」
締め切り当日に「終わりません」と言う場合
すでに期限当日になってしまった場合は、余計な前置きをせず、現在の状態を伝えます。
「申し訳ありません。○○について、本日中の完了が難しい状況です。現在△△まで完了しており、残りは□□です。現時点では明日の午前中までに完了できる見込みです。ご迷惑をおかけして申し訳ありません。」
もし期限当日まで報告できなかった事情があるなら、必要に応じて説明します。
ただし、ここでも長い言い訳から入るより、まず現在の状況を伝えることを優先しましょう。
「もう少し頑張れば間に合うかも」ときの判断
一番迷うのがこの状態です。
「あと数時間あれば終わるかもしれない」
「もしかしたらギリギリ間に合うかも」
というときです。
もちろん、すぐに終わる見込みなら自分で対応できるケースもあります。
一方で、間に合わない可能性が高いのに黙って作業を続けると、後からの調整時間がなくなることがあります。
判断に迷う場合は、
「現時点では期限内に完了できる可能性もありますが、遅れる可能性もあるため、先に状況を共有します。」
という伝え方もできます。
「絶対に遅れます」と断定するほどではないけれど、リスクは共有しておきたい、というときに使いやすい表現です。
締め切りに間に合わないときに避けたい言い方
| 避けたい言い方 | 言い換え |
|---|---|
| 無理です | 現在の進捗では期限内の完了が難しい見込みです |
| 終わりませんでした | 現在△△まで完了しており、○日までの完了を見込んでいます |
| 忙しくてできません | 現在○○と△△を並行しており、両方を期限内に完了するのが難しい状況です |
| ○○さんのせいで遅れました | ○○の確認待ちで作業が止まっている状況です |
| たぶん明日には終わります | 現時点では明日午前中の完了を見込んでいます |
特に「無理です」だけで終わると、上司は次にどうすればいいのか判断できません。
「難しい」+「現状」+「見込み」まで伝えると、相談として成立します。
遅れることを伝えるのが怖くても、黙って期限を過ぎない
仕事が遅れそうなときは、誰でも報告したくなくなります。
「もう少し頑張ってから」
「あと30分だけ」
「何とか今日中に……」
と粘っているうちに、気づけば締め切り時刻。
そして、そこから報告することになってしまいます。
もちろん、最後まで自分で頑張ることが悪いわけではありません。
ただ、他の人の作業や顧客対応などに影響する可能性がある仕事なら、遅れそうだと分かった時点で共有するほうが、周囲が対応する時間を確保できます。
「怒られるかもしれないから言わない」より、まず事実を伝えることを優先しましょう。
まとめ
仕事の締め切りに間に合わないときは、報告すること自体が怖くなります。
でも、重要なのは「完璧な言い訳」を作ることではありません。
基本は、
- 期限に間に合わない可能性を伝える
- 現在の進捗を伝える
- 遅れている原因を必要な範囲で説明する
- いつ頃なら完了できるか伝える
- 必要なら対応方法を相談する
です。
迷ったら、この形を使えます。
「○○の件ですが、現在の進捗状況から、当初の締め切りである○日までの完了が難しい見込みです。現在△△まで進んでおり、□□までには完了できる見込みです。今後の対応についてご相談させていただけますでしょうか。」
「終わってから報告しよう」と考えているうちに、締め切りだけが近づいてくることがあります。
間に合わない可能性が見えたら、早めに状況を共有する。
締め切り直前の一人反省会より、早めの進捗報告。
これだけ覚えておけば、いざというときに言葉が出てきやすくなります。
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