仕事を任されたとき、「ありがとうございます」と返事はしたものの、席に戻ってから「これ、自分にできるかな……」と不安になることがあります。
特に初めてやる仕事や、経験したことのない業務を任された場合は、分からないことがあって当然です。
とはいえ、上司に「できません」と言うのはハードルが高い。
そんなときは、最初から仕事を断るのではなく、「任された仕事には取り組みたいが、ここが不安なので確認・サポートがほしい」という形で相談すると伝えやすくなります。
そのまま使うなら、まずはこの言い方です。
「承知しました。取り組みたいと思っています。ただ、○○の部分は経験がないため、進め方を一度確認させていただいてもよろしいでしょうか?」
この記事では、仕事を任されたものの「自分にできるか不安」というときの上司への相談方法と例文を紹介します。
仕事を任されたときに不安になるのは珍しくない
新しい仕事を任されたとき、すぐに完璧な対応ができる人ばかりではありません。
特に不安になりやすいのは、次のようなケースです。
- 初めて担当する仕事
- 専門知識が必要な仕事
- 過去にやったことがない仕事
- 責任が大きい仕事
- 期限が短い仕事
- 失敗すると影響が大きい仕事
この状態で無理に「できます」と言い切ってしまうと、途中で行き詰まったときに相談しづらくなることがあります。
不安があるなら、早い段階で必要な部分だけ確認するほうが、結果的に仕事を進めやすくなります。
「できません」ではなく「ここが不安」と伝える
上司に相談するときのポイントは、「仕事そのものを拒否する」のではなく、不安なポイントを具体的にすることです。
たとえば、
「この仕事はできません」
よりも、
「○○の経験がないため、進め方に少し不安があります」
のほうが、何に困っているのかが伝わります。
さらに「ここを教えてもらえれば進められそう」というところまで伝えると、相談として成立しやすくなります。
上司に相談するときの基本的な伝え方
まずは仕事を引き受ける意思を伝える
任された仕事に取り組む意思があるなら、最初にそれを伝えます。
「承知しました。こちらの仕事、対応したいと思っています。」
そのうえで不安な部分を続けます。
「ただ、○○についてはまだ経験がないため、最初の進め方だけ確認させていただけますでしょうか?」
「やりたくない」ではなく、「やるために確認したい」という形になるため、相談しやすくなります。
不安な理由を具体的に伝える
「自信がありません」だけでは、上司も何をサポートすればいいのか判断しにくいことがあります。
たとえば、
- 経験がない
- 使ったことのないシステムがある
- 判断基準が分からない
- 過去の事例を知らない
- 作業手順が分からない
など、理由を一つ具体的にします。
「○○のシステムを使った経験がないので、操作の部分だけ少し不安があります。」
これなら、必要なサポートも明確になります。
「教えてください」だけで終わらせない
何も考えずに「教えてください」と言うより、現時点で自分が分かっていることを伝えるほうが効果的です。
「○○までは自分で確認しました。△△の判断だけ迷っているので、ここについて教えていただけますでしょうか?」
自分で確認したところまで伝えると、上司も必要な部分だけ説明できます。
そのまま使える上司への相談例文
初めての仕事を任されたとき
「承知しました。対応してみたいと思います。ただ、今回の業務は初めてなので、最初に進め方を確認させていただいてもよろしいでしょうか?」
専門知識が足りないと感じるとき
「こちらの業務を担当することは承知しました。ただ、○○についての知識がまだ十分ではないため、判断に迷った場合の確認先を教えていただけますでしょうか?」
責任の大きい仕事を任されたとき
「対応させていただきます。初めて担当する内容なので、提出前に一度確認していただくことは可能でしょうか?」
やり方が分からないとき
「○○を進めようと思っているのですが、この業務は初めてなので手順を確認したいです。最初にどこから着手すればよいでしょうか?」
「自信がない」と伝えるときの注意点
何でも「無理です」と言わない
本当に難しい仕事であっても、「無理です」とだけ伝えると、仕事そのものを拒否しているように受け取られる可能性があります。
もちろん、能力や時間、安全面などの理由で実際に難しい場合は伝える必要があります。
その場合でも、理由を具体的にしましょう。
「現時点では○○の経験がないため、一人で判断するのは難しい状況です。最初だけ確認していただければ対応できると思います。」
根拠なく「大丈夫です」と言い切らない
不安なのに「大丈夫です」と言ってしまうのも避けたいところです。
引き受けたあとに問題が発生すると、結果的に周囲への負担が大きくなることがあります。
不安があるなら、最初に必要なサポートを相談しておきましょう。
「できるか不安だけど挑戦したい」ときの言い方
実際には、仕事を断りたいわけではなく、挑戦したいけれど失敗するのが怖いというケースもあります。
この場合は、その気持ちをそのまま伝えても構いません。
「経験のない業務なので少し不安はありますが、今後のためにも挑戦したいと思っています。最初だけ進め方を確認していただけると助かります。」
これなら「自信がない」だけではなく、仕事に取り組む姿勢も伝えられます。
仕事を任されたあとに不安が強くなった場合
引き受けたときは大丈夫だと思ったものの、実際に作業を始めたら「思ったより難しい」と気づくこともあります。
その場合は、抱え込んでから限界になるより、早めに相談しましょう。
たとえば、
「実際に進めてみたところ、○○の部分で判断に迷っています。このまま進めるより、一度確認させていただいてもよろしいでしょうか?」
という伝え方ができます。
すでに作業したところがあるなら、そこまでの状況も添えます。
「○○までは進めましたが、△△の部分で判断が必要になりました。現時点では□□と考えていますが、この方向で進めて問題ないでしょうか?」
「分からないから全部教えてください」ではなく、自分の考えを一度出してから確認するのがポイントです。
仕事を任されたときの不安を減らす確認ポイント
仕事を任されたら、最初に次の点を確認しておくと不安を減らしやすくなります。
- 何を完成させればいいのか
- いつまでに必要なのか
- どこまで自分で判断していいのか
- 分からないとき誰に確認すればいいのか
- 参考になる過去の資料があるか
すべてを一度に質問する必要はありません。
「ここが分からないまま進めると止まりそう」という部分を優先して確認しましょう。
不安な仕事ほど、早めに相談したほうがいい
仕事を任されたときに不安になると、「もう少し自分で調べてから聞こう」と考えがちです。
もちろん、自分で確認することは大切です。
ただ、調べても判断できないことや、間違えると影響が大きいことまで一人で抱える必要はありません。
「ここまでは自分で確認した。でも、ここから先は判断できない」というところで相談するのが現実的です。
相談が早ければ、修正もしやすくなります。
まとめ:仕事を任されて不安なら「できない」ではなく「ここを相談したい」と伝える
仕事を任されたとき、自分にできるか不安になるのは珍しいことではありません。
大切なのは、不安だからといって一人で抱え込まないことです。
上司に相談するときは、
- 仕事には取り組む意思を伝える
- 何が不安なのか具体的にする
- 自分で確認したところまで伝える
- 必要なサポートを具体的にお願いする
という形にすると、話しやすくなります。
「できません」と言うのが怖いときは、「ここが不安なので、ここだけ確認したいです」に置き換えてみましょう。
仕事を任されたこと自体を否定するのではなく、きちんと進めるための相談だと考えれば、少し言いやすくなります。
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