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音に敏感すぎる人生。ミソフォニア気質で困った私の体験談

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音ストレス・環境の悩み

私は幼少期から「音」に異常なほど敏感でした。

周囲の人は気にもしないような音が、私には耐えがたいほどのストレスになり、時には血が沸騰しそうになるほどイライラすることもありました。

今でこそ「ミソフォニア(音に対する強い嫌悪感を伴う反応)」という言葉を知っていますが、当時はそんな概念すらなく、「ただの神経質な人間」「気にしすぎ」と言われるだけでした。

本記事では、私が体験してきた音ストレスを振り返りながら、どう向き合ってきたのかを紹介します。

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幼少期の音ストレス体験

祖父の「はーっ」という音が発端

私の音ストレス人生は、幼少期のある出来事から始まりました。

それは、祖父が熱いお茶を飲んだ後に出す「はーっ」というため息のような音。

あの音を聞くだけで、全身がゾワゾワし、鳥肌が立つような感覚に襲われたのを覚えています。

汚いものを聞かされているような気持ち悪さとともに、「もうやめて!」と心の中で叫ぶ日々。

しかし、そんな私の様子に気づく人はいませんでした。

「ズズッ」「クチャクチャ」…耐えられない口の音

次に気になり始めたのが、鼻をすする音や、食事中の咀嚼音でした。

特に 麺類をすする音猫舌の人がズズズッと音を立てて飲む音 には、異常なまでの嫌悪感を抱くように。

  • 家族が食事をしているときには隣の部屋に避難
  • 一緒に食事をしないように工夫する

といった行動をとるほど、音に対するストレスは強烈でした。

特に 小学生のとき、隣の子にカレーうどんのつゆを飛ばされた瞬間、本気で「この子にカレーうどんを頭からかけてやろう」と思ったことも…。

母の豪快なくしゃみがトラウマに

家族の音ストレスは、祖父や食事の音だけではありませんでした。

私の母は、何の前触れもなく 「ハァクション!!!」 ととんでもない音量でくしゃみをする人。

しかも 1回では終わらず、連続で何度も

驚くのと同時に、「お願いだから手で押さえて…」と毎回思っていましたが、本人は「出ちゃうんだから仕方がない!」と逆ギレ。

「神経質すぎる」と一蹴されるばかりでした。

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学校生活と音ストレス

授業中の咳払い、鼻すすり

音ストレスは学校生活でも大問題でした。

特に 先生の授業中の「ううっ」っていう咳払い

中学の社会の先生がその癖を持っていて、授業の間ずっとイライラしっぱなし。

結果、 社会の授業の内容が全く頭に入らず、教科書を開くだけで嫌な気持ちになるほど になってしまいました。

クラスメイトの鼻すすり問題

高校生になると 花粉症、鼻炎持ちの人が急増

私にとっては「敵が世の中に溢れ始めた」ようなものでした。

特に、 隣の席の子がずっと鼻をすすっている のが本当に耐えられず、何度も席替えを願ったことがあります。

誰にもこの苦しみが伝わらないのが、またつらかったです。

かっこいい男の子でもNGだった

大学時代、超絶かっこいい男の子に告白されました。

周りの女子は「羨ましい!」と騒いでいましたが、 彼が鼻をズズッとすする癖があると気づいた瞬間に、一気に冷めてしまい、告白をお断りしました。

どんなにイケメンでも 「花粉症・鼻炎持ち」=音ストレスの元 と考えてしまう自分がいるのです。

今でも、花粉症や鼻炎持ちの人を見ると「変なものを食べてる人、体内が汚れている人」と無意識に思ってしまうことがあります。

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社会人になってからの音ストレス

SE時代:隣の指導員が鼻炎持ちだった

大学を卒業後、SE(システムエンジニア)として働き始めました。

しかし、 隣の指導員が慢性の鼻炎持ち で、年中ズーズー音を立てていました。

「このままでは発狂する」と本気で思い、会社を辞めようかと悩んだほど。

同じチームの先輩に 聴覚過敏の人がいた のですが、その人は機械音がダメなタイプ。

「この人とは感覚が違うな」と感じ、私の敏感さは 「口鼻系の音」に特化している ことを実感しました。

夫との結婚生活での大誤算

夫は「鼻炎持ち&喘息持ち」。

結婚前は週末に少し会う程度だったので気になりませんでしたが、一緒に暮らし始めたら 「あんたも鼻炎持ちだったのか!」 とショックを受けました。

四六時中そばにいることで 鼻すすりや喘息特有の咳払い に耐えられなくなり、ついには別居。

子どものおねしょも夫と別居した途端に止まりました。

私だけでなく、子どももストレスを感じていたのかもしれません。

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まとめ:ミソフォニア気質との向き合い方

「神経質すぎる」「気にしすぎ」と言われながらも、ずっと音ストレスと戦ってきた人生。

しかし、 「ミソフォニア」という言葉を知ることで、自分の反応には理由があると気づけた のは大きかったです。

今は イヤホンを活用したり、静かな環境を確保するために工夫したり しながら、できるだけストレスを避けるようにしています。

音に敏感で悩んでいる人がいたら、ぜひ「自分だけじゃない」と知ってもらえたらと思います。

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