仕事中なのに、近くの席からずっと会話が聞こえてくる。
朝から、
「昨日さー」
昼前には、
「それでね、それでね」
午後になっても、
「聞いて聞いて!」
もちろん、多少の雑談は職場にもあります。
ずっと無言の職場も、それはそれで息が詰まります。
でも問題は、
こっちが仕事をしている間、ずっとラジオ番組のように私語が流れている状態
です。
しかも本人たちは楽しそう。
こっちは締切と戦っている。
温度差がすごい。
とはいえ、
「仕事中なんだから黙ってもらえません?」
とは、なかなか言えません。
自分だけ堅い人だと思われそう。
ノリが悪いと思われそう。
職場の雰囲気を壊した人扱いされそう。
この記事では、職場で私語がうるさい人に、どう注意すれば角が立ちにくいのかを具体的な例文つきで紹介します。
職場の笑い声や雑談そのものがつらい人はこちらも参考にしてください。
→ 職場の笑い声がうるさい!ストレスの原因と3つの対処法
→ 笑い声がうるさい職場で限界…静かに改善する5手順【角が立たない実践策】
→ 職場の「うるさい人」がしんどい…ストレスになる音一覧と静かに生き残る対処法
職場の私語はどこから「注意していいレベル」になる?
私語そのものが悪いわけではありません。
仕事の合間に少し話す。
昼休みに雑談する。
ちょっと笑う。
その程度なら普通のことです。
難しいのは、
どこからが「多すぎる」のか明確な線引きがないこと。
だから、
「自分が神経質なだけ?」
と悩みやすくなります。
ただし、
- 会話のせいで仕事に集中できない
- 電話やオンライン会議の声が聞き取りづらい
- 毎日長時間続いている
- 仕事と関係ない話が大半
- 注意してもすぐ再開する
という状態なら、少なくとも仕事への影響について相談する理由はあります。
「雑談が嫌いだから」ではなく、
業務に支障が出ているか
を基準に考えると判断しやすいでしょう。
本人に言う?上司に相談する?
私語の場合、誰が話しているかによって対応がかなり変わります。
二人程度の同僚なら本人に軽く伝えられる場合があります。
一方で、グループ全体が盛り上がっている場合は、一人で注意しに行くとかなり気まずくなります。
本人に伝えやすいケース
普段から話せる同僚が一人、二人で雑談しているなら、
「ごめん、今ちょっと集中したくて。少しだけ声抑えてもらってもいい?」
くらいで伝えられることがあります。
私語の場合は、
「雑談するな」より、「今だけ少し静かにしてほしい」
と時間を区切るのも有効です。
全面禁止より受け入れられやすくなります。
上司に相談した方がいいケース
次のようなケースでは、直接注意より上司へ相談した方が現実的です。
- 複数人のグループがいつも騒いでいる
- 相手に上司や先輩が含まれている
- 職場全体が雑談を容認している
- 注意したら自分だけ浮きそう
- 電話や会議など業務に明確な支障がある
- 一度伝えたが改善しない
一人で、
「皆さん静かにしてください!」
と立ち上がる必要はありません。
それでは職場というより学級委員です。
環境の問題なら、管理する立場の人へ相談する方が自然です。
私語がうるさい人への角が立ちにくい伝え方
私語を注意するときは、
会話そのものを否定しない
ことが大切です。
問題は、
「しゃべっていること」
ではなく、
声量・時間・頻度によって仕事に影響が出ていること
です。
「しゃべりすぎ」ではなく「今集中したい」と言う
たとえば、
「ずっとしゃべってますよね」
と言えば、責めている印象が強くなります。
代わりに、
「すみません、今ちょっと集中して仕上げたいものがあって、少しだけ声を抑えてもらってもいいですか?」
とします。
こちらの状況を理由にすると、かなり言いやすくなります。
人ではなく「声の大きさ」を問題にする
「私語多すぎません?」
より、
「会話の声がこちらまで結構聞こえていて」
の方が柔らかいです。
特に雑談好きな人は、
話していること自体を否定された
と感じると反発しやすくなります。
こちらが困っているのは会話の存在ではなく、
音量と継続時間
だと分かるように伝えましょう。
私語がうるさい同僚への口頭例文
状況別に使いやすい例文を紹介します。
今だけ静かにしてほしい場合
「すみません、今ちょっと集中して仕上げたい作業があって。少しだけ声を抑えてもらってもいいですか?」
かなり使いやすい言い方です。
「いつもうるさい」ではなく、
今のお願い
にしています。
初回ならこれで十分でしょう。
普段から私語が多くて困っている場合
「ちょっと言いにくいんですけど、会話の声が結構こちらまで聞こえていて、集中が途切れることが多いんです。仕事中だけ少し声量を抑えてもらえると助かります」
「仕事中だけ」という条件を入れることで、
休憩時間まで口出ししている印象を減らせます。
親しい同僚へ軽く伝える場合
「ごめん、結構話し声こっちまで入ってきてて、今めっちゃ集中切れちゃう。ちょっとだけボリューム下げてもらっていい?」
親しい関係なら、この程度でもよいでしょう。
ただし、
「仕事しろよ」
は冗談でも危険です。
相手が本当に仕事をしていないかどうかは別問題。
今回の議題は、
勤務態度審査ではなく音量調整
です。
グループの私語がうるさい場合の伝え方
二人以上で盛り上がっているところへ声をかけるのは、かなり勇気がいります。
一対一よりも、
自分VS楽しく盛り上がっている複数人
という構図になりやすいからです。
その場では短くお願いする
その場で言うなら、
「すみません、今ちょっと集中したい作業があるので、少しだけ声を抑えていただけると助かります」
くらいにします。
誰か一人を名指しする必要はありません。
グループ全体へのお願いにします。
毎日続くなら個人で戦わない
一回だけならお願いで済みます。
でも、毎日のようにグループ雑談が続くなら、
その都度、
「すみません静かに……」
と言い続けるのもしんどいでしょう。
その場合は上司へ、
「複数人の雑談が長時間続くことがあり、集中しづらい状態になっています。私から毎回声をかけるのも難しいので、職場全体で声量について共有していただくことはできますか?」
と相談する方が現実的です。
個人間の喧嘩ではなく、
職場環境の調整
に切り替えます。
チャットで私語について伝える例文
直接話している最中に割って入るのが難しい場合は、チャットで伝える方法もあります。
同僚へのチャット例文
お疲れさまです。少しお願いなのですが、仕事中の会話がこちらまで結構聞こえていて、集中が途切れることがあります。会話そのものではなく声量のことなので、可能であれば少しだけ抑えていただけると助かります。突然こんなお願いをしてすみません。
「会話そのものではなく声量」と入れておくと、誤解されにくくなります。
上司への相談チャット例文
お疲れさまです。職場環境について少し相談があります。近くの席で仕事と関係のない会話が長く続くことがあり、声もかなり聞こえるため集中が途切れてしまっています。個人へ直接何度も伝えるのは難しいので、職場全体への声量の配慮など、何か対応できないか相談させていただけないでしょうか。
「○○さんたちが遊んでいます」
ではなく、
仕事への影響
を中心にします。
私語がうるさいことを上司に相談するときのポイント
上司への相談では、
悪口大会にしない
ことが重要です。
感情だけで話すと、
「人間関係の好き嫌い」
として処理される可能性があります。
頻度と業務への影響を伝える
たとえば、
「午後になると30分ほど雑談が続くことがあり、その間は電話が聞き取りにくくなります」
「話し声が頻繁に入ってきて、集中作業を何度も中断しています」
などです。
「めちゃくちゃうるさい」
だけより伝わりやすくなります。
「注意して」だけではなく解決策を相談する
上司には、
- 全体へ声量の配慮をお願いする
- 雑談場所を分ける
- 席を調整する
- 集中作業スペースを作る
など、環境面で解決できないか相談します。
誰か一人を吊し上げるより、職場全体の話にした方が穏便に済む場合があります。
何度注意しても私語が減らない場合
一度お願いした。
その日は静かになった。
翌日。
「でさー、昨日の続きなんだけど!」
完全復活。
よくあります。
雑談は習慣なので、一度注意されただけでは元に戻りやすいものです。
2回目は仕事への影響をはっきり伝える
「前にも一度お願いしたのですが、話し声が続くとどうしても集中が切れてしまう状態が続いています。仕事中だけでも、もう少し声量を抑えていただけると助かります」
2回目なら、
以前も伝えたこと
まだ困っていること
を入れます。
ただし、
「またしゃべってますよね」
と監視する必要はありません。
あなたは職場の、
私語取締官
ではありません。
改善しないなら上司へ切り替える
何度も本人へ注意していると、こちらも疲れます。
関係が悪化する可能性もあります。
そこで、
「本人にも一度お願いしたのですが、雑談が長く続く状態があまり変わっていません。これ以上個人で伝えるのは難しいので、職場全体のルールや席などで調整できないでしょうか」
と上司へ相談します。
個人戦を終了して構いません。
私語を注意するときに避けたい言い方
長時間の雑談を聞かされていると、
「仕事しろ!」
と言いたくなる瞬間もあります。
しかし、それをそのまま出すと揉めやすくなります。
勤務態度まで決めつける
避けたい例です。
- 「仕事する気あります?」
- 「給料もらってしゃべってるだけですよね」
- 「暇なんですか?」
- 「学生じゃないんだから」
- 「毎日よくそんなに話すことありますね」
- 「うるさいので黙ってください」
こちらから見れば雑談ばかりに見えても、相手の仕事量まで正確には分かりません。
注意したいのは、
勤務評価ではなく、こちらまで聞こえる私語
です。
そこから外れない方が安全です。
「みんな迷惑している」と言わない
これも避けたい表現です。
「みんな迷惑してますよ」
本当に全員がそう言っているのでなければ使わない方がいいでしょう。
相手から、
「誰が?」
と返された瞬間、
静かにしてほしい話から情報提供者探しへ
テーマが変わります。
「私は集中しづらい」で十分です。
自分側でできる私語対策も使っていい
本人へ伝えても完全には静かにならない場合があります。
職場の文化として雑談が多いケースもあるでしょう。
その場合は、自分側の環境調整も使います。
席や作業場所を変える
可能なら、
- 雑談グループから席を離す
- 集中作業だけ別スペースへ移る
- 会議室や集中ブースを使う
- 上司へ席変更を相談する
などがあります。
数メートル離れるだけでも、会話の内容がはっきり聞こえなくなればかなり楽になることがあります。
音対策を使う
職場で認められているなら、
- 耳栓
- ノイズキャンセリングイヤホン
なども選択肢です。
ただし人の話し声は、ノイズキャンセリングでも完全には消えないことがあります。
職場の音対策についてはこちらも参考にしてください。
→ オフィスの音がつらい!私が会社を辞めた理由
→ WF-1000XM5でも鼻すすり・咀嚼音・咳払いは消えなかった(体験談)
笑い声・大声もセットでうるさい場合
私語が多い人は、
話が盛り上がるにつれて声量も上がりやすくなります。
最後には、
「アハハハハ!」
までセットになることも。
その場合は、私語だけでなく「大声」「笑い声」の問題として考えた方がよいでしょう。
笑い声が中心なら既存記事へ
笑い声については、すでに詳しい記事があります。
→ 職場の笑い声がうるさい!ストレスの原因と3つの対処法
→ 笑い声がうるさい職場で限界…静かに改善する5手順【角が立たない実践策】
→ 職場の大声で笑う人の心理と角を立てない注意の仕方【例文つき】
普通の会話でも声が大きいなら別問題
本人たちは仕事の話をしている。
でも、とにかく声が大きい。
その場合はこちらのテーマになります。
- 職場で声が大きい人に声量を落としてほしいと伝える方法(準備中)
- 電話の声が大きい人への注意の仕方|職場で角が立たない伝え方(準備中)
「話すな」ではなく、
ボリュームだけ下げてほしい
という問題です。
職場の「言いにくい音」はほかにもある
私語以外にも、職場には注意しにくい音が大量にあります。
- 職場の鼻すすりをやめてほしい|角が立たない言い方と上司への相談例
- ガムをクチャクチャ噛む人への注意の仕方|職場で角が立たない伝え方
- キーボード音がうるさい人への注意の仕方|角が立たない言い方と例文
- エンターキーを強く叩く人にどう伝える?職場で使える注意の言い方
- 職場のため息がうるさい人にやめてほしい|本人への伝え方と上司への相談例
- 咳払いがうるさい人にどう伝える?職場で角が立たない注意の仕方
- 電話の声が大きい人への注意の仕方|職場で角が立たない伝え方(準備中)
音の種類が変わっても、基本は同じです。
相手を責めず、音と仕事への影響を伝える。
これだけでもかなり言いやすくなります。
まとめ|「しゃべるな」ではなく「声量と時間」を伝える
職場で私語がうるさい人に困っている場合、
「雑談をやめて」ではなく、「話し声が長く続くと仕事に集中しづらい」と伝える
のが基本です。
一時的なら、
「今ちょっと集中したいので、少し声を抑えてもらえますか?」
で十分。
毎日のように続くなら、
仕事への影響を説明する。
複数人のグループなら、無理に一人で注意せず上司へ相談する。
この順番で考えればいいでしょう。
職場に多少の雑談があるのは普通です。
でも、
朝から夕方まで隣でトーク番組を生放送される必要まではありません。
こちらが求めているのは無音の修道院ではなく、
仕事に集中できる程度の静けさ。
そこを目標に、小さく調整していきましょう。
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